「良いオファーが来ないぞ!」STVV指揮官が日本人MFに説く“ステップアップへの条件”。「質がとてつもなく高い」「仲間のプレーを引き上げるんだ」とベタ褒め【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年11月04日
「得点を取れてアシストもできるような“10番”でありたい」
 ワウター・フランケン監督に、伊藤のプレーを振り返ってもらった。
「彼はトップ。(右腕を水平に高く掲げ、“基準”の印を作りながら)クオリティーがとてつもなく高い。見てもらえば分かる通り、今日の彼は良いフィーリングでプレーしていた。おかげでSTVVはいい試合をすることができました。(伊藤不在時は)チームにちょっと脆さがあったが、涼太郎が復帰したことで中盤が安定し、チームメイトのプレーを引き上げた」(フランケン監督)
――その結果、今日は“試合を支配するSTVV”を見ることができました。
「そうです。彼は本当に重要な選手なんです。ライン間の動き、どのタイミングでランニングするか、相手のブロックを外すプレー、プレーのチョイス…。(感嘆するように)まさにハイクオリティ」(フランケン監督)
今季開幕から3試合連続ゴールを決めた伊藤だったが、その後、アントワープ戦まで2か月余りに渡ってゴールが無かった。それでも、伊藤が得点した試合でSTVVは3勝1分けという驚異的な結果を出している。また、伊藤がアシストした試合は1勝1敗。つまりSTVVの今季5勝のうち、伊藤が得点に関与した試合は8割もあるのだ。
 
                                    
			
						「彼はトップ。(右腕を水平に高く掲げ、“基準”の印を作りながら)クオリティーがとてつもなく高い。見てもらえば分かる通り、今日の彼は良いフィーリングでプレーしていた。おかげでSTVVはいい試合をすることができました。(伊藤不在時は)チームにちょっと脆さがあったが、涼太郎が復帰したことで中盤が安定し、チームメイトのプレーを引き上げた」(フランケン監督)
――その結果、今日は“試合を支配するSTVV”を見ることができました。
「そうです。彼は本当に重要な選手なんです。ライン間の動き、どのタイミングでランニングするか、相手のブロックを外すプレー、プレーのチョイス…。(感嘆するように)まさにハイクオリティ」(フランケン監督)
今季開幕から3試合連続ゴールを決めた伊藤だったが、その後、アントワープ戦まで2か月余りに渡ってゴールが無かった。それでも、伊藤が得点した試合でSTVVは3勝1分けという驚異的な結果を出している。また、伊藤がアシストした試合は1勝1敗。つまりSTVVの今季5勝のうち、伊藤が得点に関与した試合は8割もあるのだ。
――今季、伊藤は4ゴール。そのすべてがチームにとって重要なゴールです。
「彼にとってもゴールが重要です。昨季、彼は藤田譲瑠チマ(現ザンクトパウリ)と一緒に少し低めのポジションでプレーしました。今は10番でフリーロールです。実は昨季、私は彼とこんな話をしたんです。『今のスタッツ(2ゴール・3アシスト)だと良いクラブからオファーが来ないから、今季はSTVVに残ってここでたくさんゴールやアシストといったスタッツを残せ。そうしたら今季終了後にはより良いクラブからオファーが来るだろう』と。だからチームにとっても、彼にとってもゴールは重要なんです。しっかりスタッツを残すことが大事。まさにいま、彼はそれを実行してます」(フランケン監督)
アントワープ戦を終え、4ゴール・2アシストの伊藤は今季の個人目標をこう語っていた。
「二桁ゴールは行きたい。それは1年目から掲げていたこと。そこは達成したい。アシストも二桁行きたい。得点を取れてアシストもできるような“10番”でありたい」(伊藤)
その言葉を端的にまとめて、フランケン監督に「彼の目標は10ゴール・10アシストだそうです」と伝えると、「成し遂げたら大満足だよね」と背番号13の頼もしい言葉に満面の笑みを浮かべていた。
取材・文●中田 徹
【動画】伊藤涼太郎が今季4点目! アントワープ戦の決勝点となった鮮烈ミドルをチェック!
 
「彼にとってもゴールが重要です。昨季、彼は藤田譲瑠チマ(現ザンクトパウリ)と一緒に少し低めのポジションでプレーしました。今は10番でフリーロールです。実は昨季、私は彼とこんな話をしたんです。『今のスタッツ(2ゴール・3アシスト)だと良いクラブからオファーが来ないから、今季はSTVVに残ってここでたくさんゴールやアシストといったスタッツを残せ。そうしたら今季終了後にはより良いクラブからオファーが来るだろう』と。だからチームにとっても、彼にとってもゴールは重要なんです。しっかりスタッツを残すことが大事。まさにいま、彼はそれを実行してます」(フランケン監督)
アントワープ戦を終え、4ゴール・2アシストの伊藤は今季の個人目標をこう語っていた。
「二桁ゴールは行きたい。それは1年目から掲げていたこと。そこは達成したい。アシストも二桁行きたい。得点を取れてアシストもできるような“10番”でありたい」(伊藤)
その言葉を端的にまとめて、フランケン監督に「彼の目標は10ゴール・10アシストだそうです」と伝えると、「成し遂げたら大満足だよね」と背番号13の頼もしい言葉に満面の笑みを浮かべていた。
取材・文●中田 徹
【動画】伊藤涼太郎が今季4点目! アントワープ戦の決勝点となった鮮烈ミドルをチェック!















				
								
				
								
				
								


				
				
				
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