「10人になったから、逆に吹っ切れた」(榎本)。

ひとり少ない状況でも勝負をあきらめず、アディショナルタイムのファビオ(5番)のゴールで同点に持ち込んだ横浜。順位こそ5位に転落したが、首位の浦和とともに第2ステージはいまだ負けなしだ。(C)SOCCER DIGEST
喜田の一発レッドは、1点を追うチームの戦いを難しくさせたのは事実だ。しかし、見方を変えれば、勝点を得るための“起爆剤”にもなったようだ。
榎本哲也は喜田を庇いつつも、数的不利をポジティブに受け止めていた。
「10人になったからね、逆に吹っ切れたというか。そういう気持ちにさせてくれた。キー坊(喜田)はすごく落ち込んでいたけど、落ち込む必要はない。“あれ”があってこその引き分けでもあった」
中澤佑二も、「キー坊が責任を感じることはない」と榎本に同調する。
「チーム全体として練習通りにやった結果、相手のプレスがちょっと強かっただけ。だから喜田は責められないし、10人になったことで、選手一人ひとりの勝利に対する気持ちがさらに出てきて、ああいう結果につながった」
たとえ不利なシチュエーションでも、それをチームの力に変え、挽回できる。図らずも喜田の退場劇が、無敗を続ける横浜の真価を証明してみせる結果となった。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
榎本哲也は喜田を庇いつつも、数的不利をポジティブに受け止めていた。
「10人になったからね、逆に吹っ切れたというか。そういう気持ちにさせてくれた。キー坊(喜田)はすごく落ち込んでいたけど、落ち込む必要はない。“あれ”があってこその引き分けでもあった」
中澤佑二も、「キー坊が責任を感じることはない」と榎本に同調する。
「チーム全体として練習通りにやった結果、相手のプレスがちょっと強かっただけ。だから喜田は責められないし、10人になったことで、選手一人ひとりの勝利に対する気持ちがさらに出てきて、ああいう結果につながった」
たとえ不利なシチュエーションでも、それをチームの力に変え、挽回できる。図らずも喜田の退場劇が、無敗を続ける横浜の真価を証明してみせる結果となった。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)