「自分が失点しなければ負けない」鹿島が今季15回目のクリーンシート。GK早川友基の充実ぶり。代表の基準を持ち続け「引き出しをもっと増やせればいい」
カテゴリ:Jリーグ
2025年10月18日
失点を最小限に抑えることが最善策
この日も早川はスーパーセーブを連発。異彩を放ち、チームを救った形だが、本人は代表からの切り替えが難しかったという。
「代表のシュートのスピード感に身体が慣れた状態でこっちに来た時、身体がそれに反応しちゃうんです。シュートを打たれた時に『ピクッ』て身体が速く動いちゃったりするんで、それをいかに我慢して、こっちのプレーに戻すかというところが難しかった。この数日で直すのにだいぶ苦労しました」と彼は言う。
やはり代表へ行けば、かつての鹿島時代の盟友・上田綺世(フェイエノールト)や欧州5大リーグで活躍中の南野拓実(モナコ)、堂安律(フランクフルト)といった面々の強烈なシュートを受ける分、反応を速くしなければいけない。その強度やスピード感はJリーグと微妙に違ってくるのだろう。
7月のE-1選手権から代表に参戦するようになった早川の場合、代表とクラブの切り替えの経験値が大迫敬介(広島)らより少ない。自分なりの最適解を模索しながら、何とか神戸との大一番を乗り切ったのだ。
加えて言うと、代表の10月シリーズで日本が一度も勝ったことがなかったブラジルに3-2で競り勝ち、その歴史的な勝利を経験して、代表の熱気や強度を鹿島に持ち込むことも期待された。本人もあれだけ緊張感のある大一番に身を投じたことがなかったため、メンタル的に多少の難しさを感じたようだ。
「代表のシュートのスピード感に身体が慣れた状態でこっちに来た時、身体がそれに反応しちゃうんです。シュートを打たれた時に『ピクッ』て身体が速く動いちゃったりするんで、それをいかに我慢して、こっちのプレーに戻すかというところが難しかった。この数日で直すのにだいぶ苦労しました」と彼は言う。
やはり代表へ行けば、かつての鹿島時代の盟友・上田綺世(フェイエノールト)や欧州5大リーグで活躍中の南野拓実(モナコ)、堂安律(フランクフルト)といった面々の強烈なシュートを受ける分、反応を速くしなければいけない。その強度やスピード感はJリーグと微妙に違ってくるのだろう。
7月のE-1選手権から代表に参戦するようになった早川の場合、代表とクラブの切り替えの経験値が大迫敬介(広島)らより少ない。自分なりの最適解を模索しながら、何とか神戸との大一番を乗り切ったのだ。
加えて言うと、代表の10月シリーズで日本が一度も勝ったことがなかったブラジルに3-2で競り勝ち、その歴史的な勝利を経験して、代表の熱気や強度を鹿島に持ち込むことも期待された。本人もあれだけ緊張感のある大一番に身を投じたことがなかったため、メンタル的に多少の難しさを感じたようだ。
「僕はブラジル戦には出てませんけど、世界で名の知れている選手たちと試合をするとなった時のプレッシャーは凄まじかった。そのチームの中から鹿島に戻ってきて、切り替えは難しかったですけど、『自分にやれることを出し切るだけだ』と思って取り組みました。
E-1、9月、10月と代表招集を重ねて、徐々にあのレベルに慣れてきているのかなというところはある。その基準を常に持ち続けながらも、鹿島でできるプレーの引き出しをもっともっと増やせればいい。自分が失点しなければチームは負けないので、最低限の仕事は続けていきたいです」と早川は視座をより高めて、悲願のJ1制覇に突き進む構えだ。
傑出した安定感を次の京都戦でも維持し、完封を継続していく必要がある。それは早川のみならず、最終ラインを統率する植田直通らも分かっていること。鹿島が頂点に立つためには、堅守を貫き、失点を最小限に抑えることが最善策だ。
今季にリーグタイトルを掴めれば、早川自身の2026年北中米ワールドカップへの道も確実に開けてくる。そうなるように、成長著しい守護神には、今回の神戸戦で大迫や武藤を封じたような鋭いパフォーマンスを示し続けてほしいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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E-1、9月、10月と代表招集を重ねて、徐々にあのレベルに慣れてきているのかなというところはある。その基準を常に持ち続けながらも、鹿島でできるプレーの引き出しをもっともっと増やせればいい。自分が失点しなければチームは負けないので、最低限の仕事は続けていきたいです」と早川は視座をより高めて、悲願のJ1制覇に突き進む構えだ。
傑出した安定感を次の京都戦でも維持し、完封を継続していく必要がある。それは早川のみならず、最終ラインを統率する植田直通らも分かっていること。鹿島が頂点に立つためには、堅守を貫き、失点を最小限に抑えることが最善策だ。
今季にリーグタイトルを掴めれば、早川自身の2026年北中米ワールドカップへの道も確実に開けてくる。そうなるように、成長著しい守護神には、今回の神戸戦で大迫や武藤を封じたような鋭いパフォーマンスを示し続けてほしいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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