高騰の波が止まりそうにない移籍市場の現状に対して苦言を投げかけているのは、何も監督たちだけではない。
実際に移籍の当事者となってきた現役選手や元選手たちも、“狂った移籍市場”に対して、物申している。
リオ・ファーディナンドやポール・スコールズなど名プレーヤーたちのコメントをまとめた。
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ポール・スコールズ（元マンチェスター・ユナイテッドMF）
「私は、ポグバに8600万ポンド（約120億円）もの価値があるとは思わない。そんな金額は、年間で50ゴールを決めてくれるような選手、例えばメッシやロナウドに付けられるものだ。 彼にそれだけの金を払う価値はどこにもない」
リオ・ファーディナンド（元マンチェスター・ユナイテッドDF）
「世の中に年俸2000万ユーロ（約22億円）以上の価値がある選手などいないはずだ。でも、ポグバに払った１億ユーロでチームがタイトル制覇できるのであれば、いいビジネスだと思うよ」
ガリー・リネカー（元レスターFW）
「ポグバは世界で最も過大評価されている選手ではないか？」
フランチェスコ・トッティ（ローマFW）
「最近のサッカー選手は遊牧民のようだ。彼らは心でなく、金に従う。もし、俺が金を優先していたら10年前にローマを去っていたさ。俺にとって最も重要なのは、金じゃなくて情熱だ」
フェルナンド・トーレス（A・マドリーFW）
「サッカーはより大きく、より強くなっている。ビッグクラブとスモールクラブの間には大きな経済格差がある。 同じコンペティションでプレーしているのに、公平ではないよ」
カカ（元ミラン／オーランド・シティMF）
「今夏の移籍金は高すぎるね。どの金額も凄いよ」
ディエゴ・マラドーナ（元ナポリFW）
「一部の金持ちが市場を支配していて、誰もファンのことを考慮していない。素晴らしい会長であることよりも、素晴らしいビジネスマンであることの方が重要なようだな」
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