【リオ五輪】2試合連続弾の浅野が猛反省。「裏への抜け出しだけでは世界で通用しない」

カテゴリ:日本代表

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年08月09日

「良い状態でシュートを打てなかったので、そこは自分の力不足だと思います」

スピードを生かして何度もチャンスを迎えたが、フィニッシュの精度を欠いて……。浅野は「そこは自分の力不足だと思います」と反省した。写真:JMPA/小倉直樹

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「最後の場面も、拓実から本当に良いボールが来て、トラップまでは自分の中で思い通りでした。あとは、相手に挟まれて、GKが出てきているなかで、落ち着いて足に当てられるか、当てられないか。0コンマ何秒の勝負で、自分は慌ててしまい、良い状態でシュートを打てなかったので、そこは自分の力不足だと思います」
 
 自分の特長で勝負できていたと手応えを感じる反面、それ以上に痛感させられたのは、それだけでは世界とは戦えないということだった。浅野はさらに言葉を続ける。
 
「裏への抜け出しは僕の特長でもあります。僕が走ることによって、チームに良い状況ができるし、たとえボールを出さなくてもそこにスペースができる。相手としっかり駆け引きできていたかなと。だからこそ最後はゴールで終わりたかった。世界で通用するためには、抜け出しだけじゃなくて、フィニッシュまで行けることが大事だと思います。
 
 今日はチーム全員が球際でバチバチ戦ってくれて、チャンスもたくさん作ってくれた。僕たち攻撃陣がもっと早い時間帯で点を取れていれば、ゲームはもっと楽に進められたと思います。今日は(点を取るのが)ちょっと遅かったかなと。決め切れなかったところは、日本、そして僕自身の課題でもある。そこは目をそらさず、ひたむきにやっていくしかない」
 
 浅野を包む「悔しさ」と「渇望する勝利への想い」。次のスウェーデン戦で、大会3試合連続ゴールという最高の結果で実を結ぶことを切に願う。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト特派)
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