残り7試合、前向きな方向に進めるか
パパス監督も「クラブがどういうビジョンを持って、何をするかということも関わってくる」と言及していたが、タイトルを取るためになりふり構わず突き進むのか、見る者を楽しませるサッカーを志向するのか。そのあたりをハッキリさせるべき時期に来ているのは確かだろう。
そのためにも、クラブの経営・強化基盤を含めて今一度、見直す必要があるのかもしれない。今季の流れを見ても、チーム始動時は森島寛晃社長・梶野智チーム統括部長の二頭体制で強化が推し進められていた。パパス監督の招聘、ラファエル・ハットンやチアゴ・アンドラーデら助っ人の補強も彼らが中心となって行なわれた。
だが、4月1日から森島社長が会長となり、日置貴之新社長が就任。同月には梶野氏が突如として退任し、その下にいた野口裕司氏がチーム統括部長代行として強化にあたるようになり、微妙な変化が起きたところはあったはずだ。
もちろん現体制でも、チームのテコ入れを図るべく、ディオン・クールズや吉野恭平、井上黎生人、大畑歩夢ら実力者を補強。戦力アップに努めてきたが、安定感ある戦い、上位浮上には至っていない。課題だった失点も減っておらず、“万年中位”の空気感は今も漂い続けている。
そのためにも、クラブの経営・強化基盤を含めて今一度、見直す必要があるのかもしれない。今季の流れを見ても、チーム始動時は森島寛晃社長・梶野智チーム統括部長の二頭体制で強化が推し進められていた。パパス監督の招聘、ラファエル・ハットンやチアゴ・アンドラーデら助っ人の補強も彼らが中心となって行なわれた。
だが、4月1日から森島社長が会長となり、日置貴之新社長が就任。同月には梶野氏が突如として退任し、その下にいた野口裕司氏がチーム統括部長代行として強化にあたるようになり、微妙な変化が起きたところはあったはずだ。
もちろん現体制でも、チームのテコ入れを図るべく、ディオン・クールズや吉野恭平、井上黎生人、大畑歩夢ら実力者を補強。戦力アップに努めてきたが、安定感ある戦い、上位浮上には至っていない。課題だった失点も減っておらず、“万年中位”の空気感は今も漂い続けている。
「選手は目の前の試合に向けて一生懸命やるだけ。それはプロとして当然で、目標とか方向性はクラブが道筋を示すこと。その部分で今回は鹿島と大きな差が出ましたね。悔しいけど、これは認めざるを得ない結果」と、かつてドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドでタイトルを取ってきた香川は語気を強めた。やはりクラブ全体が一丸となって、1つの目標を愚直に追い求めるような環境作りが急務なのだろう。
もともとC大阪はアットホームなクラブで、ファン・サポーターも含めて常に温かい。それが大きな魅力でもあるし、筆者も大好きだ。けれども、本気で頂点に立とうと思うなら、レオ・セアラを強奪した鹿島のような厳しさ、貪欲さを持つことも重要だろう。
C大阪にタイトルをもたらそうと戻ってきた香川の焦燥感を今一度、関わるすべての人たちで共有して、前向きな方向に進んでほしい。とにかく今は2025年の残り7試合を大事にするべきだ。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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C大阪にタイトルをもたらそうと戻ってきた香川の焦燥感を今一度、関わるすべての人たちで共有して、前向きな方向に進んでほしい。とにかく今は2025年の残り7試合を大事にするべきだ。
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