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まさかの「5-5-0」衝撃の「32.8%」。第4審判に奇妙なキス。ペップが自らの哲学を封印。アーセナル戦の痛恨ドローは重要な分岐点に【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

田嶋コウスケ

2025年09月23日

「意図的にこうなったわけではない」

終了間際に同点弾を献上したシティ。最後の最後で勝点3を取りこぼした。(C)Getty Images

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 英BBC放送は、グアルディオラ監督の戦術を「賭けだった」と表現した。連戦による疲労の影響や、ここまで同じ選手を先発させていたこと、そして怪我人の多さを指摘し、守備的な布陣に変更したのはやむを得なかったと報じた。

「グアルディオラ監督は、これまで見せてこなかった守備的アプローチを採用した。中央を固め、アーセナルのストライカーであるヴィクトル・ギョケレスや攻撃的MFへのパスを遮断したのだ。

 試合序盤は従来通り4-1-4-1で戦っていたが、後半終盤に5-4-1、5-5-0にシステムを変更した。その理由として、グアルディオラ自身は『疲労の影響』と説明した。もともと、アーセナルの巧みなビルドアップを封じるのは至難の業である。シティは深く構えることで、前線からのプレッシングで体力を消耗することを避けた。

 結果的にアーセナルが68%のボール支配率を記録したが、後半のゴール期待値(xG)は0.61にとどまった。つまり、シティの守備網は効果的に機能していた。最後の失点は、深い位置で構えていた時ではなく、ラインを上げた瞬間に生まれた」

 当のグアルディオラは「意図的にこうなったわけではないが、相手が優れている時には深く守ってカウンターを狙うこともある。望んでやることではないが、このレベルでは必要なこと」と語った。
 
 その一方で、クラブOBで解説者のマイカ・リチャーズは「シティのボール保持がこれほど酷いと思ったのは久しぶり。ポゼッションの数字が低かったのはさておき、ボールを持ってもロングボールを蹴るばかりで、すぐ失っていた。まったく違うチームのようだった」と失望感を示した。

 また、解説者のジェイミー・キャラガーも「後半のシティはカウンターの怖さがまったくなかった。前半のゴールはカウンターから生まれたが、後半は似たような場面が一度もなかった。最終ラインの5人には大きなプレッシャーがかかっていたと思う。失望したのは、ボール保持の質が酷く、カウンターでも怖さを与えられなかったこと」と、こちらも厳しい意見を述べた。

 この試合は、グアルディオラが自らの哲学を封印してでも勝点を取りにいった試合として、人々の記憶に残ることだろう。これまで理想をひたすら追い求めてきたグアルディオラが、現実に歩み寄った――その選択は批判や議論を呼ぶことになったが、重要な分岐点として今後、語り継がれていくかもしれない。

取材・文●田嶋コウスケ

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