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各メディアやクラブOBが猛烈批判。マンUが33年ぶりの大不振、だがアモリム監督は揺るがず「私はやり方を変えない」【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

田嶋コウスケ

2025年09月19日

「選手たちの本心は不透明だ」

直近のマンC戦は0-3完敗。4節を終えて14位と低迷する。(C)Getty Images

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 名門クラブであるだけに、メディアの批判も激しい。英BBC放送はこう伝えている。

「マテウス・クーニャ、ブライアン・エムベウモ、ベンヤミン・シェシュコの補強に2億ポンドを費やしたが、リーグ戦での得点はわずか4点。そのうち2点はオウンゴールだ。外部からアモリム監督への批判と不安が高まるのは当然である。しかも就任以来、プレミアリーグでの勝率はわずか25.8%にとどまっている。確かに小さな改善の兆しは見えるが、今は目に見える結果が必要だ」

『デーリー・テレグラフ』紙も辛辣だ。

「昨年11月にユナイテッドの監督に就任して以来、アモリムはリーグ戦31試合でわずか8勝しか挙げていない。勝利という結果が何より求められている。物議を醸す3-4-2-1システムと、柔軟性を欠く頑固さは厳しい批判の的になっている。多くの選手はいまだシステムに馴染めていない。しかもチームのベストプレーヤーでキャプテンのフェルナンデスが、本来のトップ下や攻撃的MFではなく、セントラルMFで起用されている。これはクーニャとエムベウモを同時に使うため、そして夏に補強できなかった守備的MFを補うための措置だ。プレシーズンには選手たちがチーム内の雰囲気の良さを強調していたが、不振によって自信は打ち砕かれている」

 スポーツサイト『ジ・アスレティック』はさらに具体的に分析している。

「ユナイテッドは試合を支配し、優位性を活かすという点で苦しんでいる。たとえばマンC戦では、中央エリアでプレッシングをかけてサイドへ展開する戦術を試みた。だがボール保持時の強度を欠き、攻撃の最終局面に至っても効果的なプレーを生み出せなかった。守備面でもコンパクトさや連動性を欠き、シティの強烈なカウンターを止められなかった。アーリング・ハーランドを抑えるのは難しいが、ユナイテッドは彼に何度も突破を許した」
 
 批判が高まるなかでも、アモリム監督は哲学を変えるつもりはないと明言している。

「批判は受け入れるが、私はやり方を変えない。自分の哲学は、変えたいと思った時にだけ変える。それ以外なら、監督を代えるべきだ。試合に負けるたびに同じことを言われるが、私は自分のやり方を信じている。だから、変える気持ちになるまでは貫く」

 この発言に対しても、『ジ・アスレティック』は「監督の信念についていけるかどうか、選手たちの本心は不透明だ」と噛みついた。

 状況を好転させるには勝利の結果を重ねるしかないように思えるが、果たしてマンチェスター・Uとアモリム監督はどんな道を歩むことになるか──。

取材・文●田嶋コウスケ

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