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「周作さんと牲さんにもらったんです」大切なグローブとスパイクを着用して好守連発。浦和ユースの逸材GKがガムシャラに駆け抜けた夏「勝たせられる選手にならないと」

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2025年09月11日

「目の前のチャンスで結果を出し続けていくしかない」

「本当に濃い3週間でした。だからこそ、僕はしっかりとその教えをプレーで表現しないといけない」

 流通経済大柏戦でのビッグセーブは、まさにそれらの学びがしっかりと活かされていた。サイドを突破され、クロスかシュートか分からない状態でもギリギリまでしっかりと重心を両足に乗せて、どちらに来ても対応できるように準備していたからこそ、最良の判断を下して防ぐことができた。キックも前からプレスをかけてくる相手の背後を積極的に狙った。

 66分の大藤のループシュートを阻んだシーンも、「完全に読んでいました。ギリギリまで待って、そこから下を狙うのは無理だと分かったタイミングで上を塞ぐことを意識した」と、決定的なピンチの局面で、冷静にステップを刻んでからタイミングを合わせたからこそ、凌ぐことができた。

「今日は1失点していて、勝利に導けていないので満足はしていません。今の僕は目の前のチャンスで結果を出し続けていくしかないと思っているので、引き続きやっていくだけです」

 その表情は精悍で、自信もにじみ出ていた。ハキハキと思いを口にするマルコムは取材を終えると、突然「実はこれ、周作さんと牲さんにもらったんです」と手にしていたキーパーグローブと、スパイクを見せてくれた。
 
 2人からキーパーグローブとスパイクの両方をもらったというが、「本当にお世話になった2人の想いも背負ってプレーしたいと思っているので、両方を使わせてもらっています」と、この日は西川のキーパーグローブ、牲川のスパイクを着用してプレーしていた。

 嬉しそうな表情を見せるあどけなさと、貪欲に学ぼうとする真摯な姿勢があったからこそ、2人のベテラン守護神はマルコムに思いを託したのだと感じた瞬間だった。

 浦和の守護神への階段を着実に踏み始めているマルコムは、その実直さを持って、これからも自己研鑽を続けていく。飽くなき向上心と共に。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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