失敗して怪我をするから彫刻刀を使う授業がなくなったらしい…。
そんなに失敗を恐れるなら、失敗をしない方法として、「何もしない」というのも手かもしれない。手術もしなければ失敗はない。
サッカーで言えば、相手のボールを取りに行かない。得点を取りにいかない、ファウルのひとつもせずに文句も言わない。
もちろん警告も出ないしファウルも起きない、異議も遅延もない。その代わり、ゴールも生まれない。これで誰が喜び、感動するのだろうか?
そんなサッカーは、クリーンなサッカーでもなんでもない。これでは成功ではなく、失敗だ。
失敗を覚悟でトライする。責任を持って物事に取り組む――。
失敗をしてはいけない世界だからこそ、失敗を恐れずにリスクを冒し闘っていく! ここに価値を感じなければ、美しいモノはでき上がらない。
学校で彫刻刀を使う授業がなくなったらしい。理由は失敗して怪我をするから(危ないから?)。僕らの時代は、授業で学校の先生に習った。どこに手を置けば安全か、どこに手を置くと怪我をするか。それでも手を添える場所を間違えて血が流れる生徒(笑)。ムキになって、先生のアドバイスを忘れて危険な場所に手を添えたからだ。彫刻刀が肌に刺さるとこんなに痛いということを子どもの頃に知る。
今の世の中は変わった。それを学校のせいにして、先生のせいにして、危ないからといって苦情により禁止となる。彫刻刀が刺さると痛いことを知らない人間を作ってしまっている。失敗を知ることで成長できることをもっと理解すべきだ。
サッカーも同じだ。ミスしていいと言われ、本当にミスする奴はプロではない。しかしミスを恐れて闘えない奴もプロではない。その理不尽で難しい世界が人を幸せにし、人に感動を与えられるのだ。
失敗したらやり直せ、成功したら花が咲く。やらなければ花は咲かない。
2016年8月2日
三浦泰年
サッカーで言えば、相手のボールを取りに行かない。得点を取りにいかない、ファウルのひとつもせずに文句も言わない。
もちろん警告も出ないしファウルも起きない、異議も遅延もない。その代わり、ゴールも生まれない。これで誰が喜び、感動するのだろうか?
そんなサッカーは、クリーンなサッカーでもなんでもない。これでは成功ではなく、失敗だ。
失敗を覚悟でトライする。責任を持って物事に取り組む――。
失敗をしてはいけない世界だからこそ、失敗を恐れずにリスクを冒し闘っていく! ここに価値を感じなければ、美しいモノはでき上がらない。
学校で彫刻刀を使う授業がなくなったらしい。理由は失敗して怪我をするから(危ないから?)。僕らの時代は、授業で学校の先生に習った。どこに手を置けば安全か、どこに手を置くと怪我をするか。それでも手を添える場所を間違えて血が流れる生徒(笑)。ムキになって、先生のアドバイスを忘れて危険な場所に手を添えたからだ。彫刻刀が肌に刺さるとこんなに痛いということを子どもの頃に知る。
今の世の中は変わった。それを学校のせいにして、先生のせいにして、危ないからといって苦情により禁止となる。彫刻刀が刺さると痛いことを知らない人間を作ってしまっている。失敗を知ることで成長できることをもっと理解すべきだ。
サッカーも同じだ。ミスしていいと言われ、本当にミスする奴はプロではない。しかしミスを恐れて闘えない奴もプロではない。その理不尽で難しい世界が人を幸せにし、人に感動を与えられるのだ。
失敗したらやり直せ、成功したら花が咲く。やらなければ花は咲かない。
2016年8月2日
三浦泰年