「城福さんの時は、守ってカウンターっていうことが多かった」(東)。
後半立ち上がりの48分、ゴール前の混戦から右足で今季初ゴールとなる決勝点を奪い、ヒーローとなったこの試合の東は、どこか中途半端な出来だった2節の甲府戦などに比べると、局面での判断やプレーの質に違いがあったように映った。本人は「もっと質を上げていけると思う」と決して満足はしていないが、これまでとの変化についてこう言及する。
「城福さんの時は、試合の入りからどうしても受け身と言うか、守ってカウンターっていうことが多かったんですけど、今日は開始から前から行こうというプレーができていた。そういうスイッチが入れられたのは大きい」
トップ下での先発を言い渡された東は「今まで主にプレーしていたサイドハーフよりよりゴールに近くて、僕が(ボールを)取られると攻撃が上手くいかなくなってしまうので重要なポジション」という意識を持ってプレーしていたという。そのなかで、自分の特長をどう活かしていくべきか、役割を明確にした結果、ここ最近では見られなかった躍動感が生まれたのかもしれない。
「まだまだ課題もあるので、そこは練習で精度を上げていくしかない。シーズン序盤はACLがあったりしてなかなか練習ができていなかったので、もっともっとトレーニングして、その成果がピッチで出るように意識してやっていきたい」
チーム、個人の出来は、決して満足できるものではなかったが、この1勝が浮上へのきっかけにできる可能性を秘めるのも確かだ。新たな船出を切ったチームとともに、東が成長曲線を描けるかは、今後の見どころのひとつと言えそうだ。
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
「城福さんの時は、試合の入りからどうしても受け身と言うか、守ってカウンターっていうことが多かったんですけど、今日は開始から前から行こうというプレーができていた。そういうスイッチが入れられたのは大きい」
トップ下での先発を言い渡された東は「今まで主にプレーしていたサイドハーフよりよりゴールに近くて、僕が(ボールを)取られると攻撃が上手くいかなくなってしまうので重要なポジション」という意識を持ってプレーしていたという。そのなかで、自分の特長をどう活かしていくべきか、役割を明確にした結果、ここ最近では見られなかった躍動感が生まれたのかもしれない。
「まだまだ課題もあるので、そこは練習で精度を上げていくしかない。シーズン序盤はACLがあったりしてなかなか練習ができていなかったので、もっともっとトレーニングして、その成果がピッチで出るように意識してやっていきたい」
チーム、個人の出来は、決して満足できるものではなかったが、この1勝が浮上へのきっかけにできる可能性を秘めるのも確かだ。新たな船出を切ったチームとともに、東が成長曲線を描けるかは、今後の見どころのひとつと言えそうだ。
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)