• トップ
  • ニュース一覧
  • セリエA名門を相手に威風堂々。筑波大の浦和内定GKは「海外のトップの基準を知れた」と貴重な経験。「一番の驚きは…」

セリエA名門を相手に威風堂々。筑波大の浦和内定GKは「海外のトップの基準を知れた」と貴重な経験。「一番の驚きは…」

カテゴリ:大学

安藤隆人

2025年08月22日

「試合を読む力が重要だと痛感しました」

 濃密な遠征だった。なかでも佐藤が痛感したのは、駆け引きの面だった。日本人とはフィジカルや身体操作が異なることは分かっていた。予期せぬタイミングでシュートを打ってくることもイメージはできていた。だが、その一方で、自分を見てギリギリまで駆け引きを仕掛けてくる選手の多さは、想像以上だった。

「相手は僕の力が入る瞬間を見てきました。それを意識してしまって、逆に力が入ってしまうこともありました。そのなかでも我慢強く、隙を見せないように耐えながら、相手の駆け引きを上回れたシーンもあったのは自信になりましたが、一番の驚きはフォワードだけではなく、どのポジションの選手もそれを仕掛けてくることです。

 特にフィオレンティーナの右サイドバックのドド選手は、1対1になった時にものすごく見てきて、どっちに打ってくるのか、かなり悩みました。セーブはできたのですが、サイドバックの選手とは思えない駆け引きのクオリティでした」

 大きな刺激を得て、筑波大に戻ってきた佐藤は、トレーニングの中でいつもと変わらぬ姿勢と意識に加え、駆け引きの部分で、局面だけではなく、全体の試合の流れを掴みながらプレーしていくというフェーズに入っていた。
 
「シュートストップやセービングの精度は自信がついたので、これからも継続あるのみですが、相手の状況を見てプレーすることや、チームが今、どういう状況で、どうしないといけないかという試合を読む力は、まだまだ足りないと感じました。

 特にキャッチしたり、自分の足もとにボールが来た時に、相手のプレー強度が90分を通して高いと、(自分が)何本も蹴ってしまったら味方は疲れてしまうし、攻め込まれている時に何度もリスタートをしたら、味方が混乱してしまう。そのリズムチェンジなどもゴールキーパーには必要で、そういうプレーをするためにも試合を読む力が重要だと痛感しました」

 まだまだ伸びる要素はいくらでもある。大学ナンバーワンGKはさらなる高みを目ざして、日常からこだわりを持って突き詰めていく。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

【記事】一番難しくて、楽しかったフィオレンティーナ戦。決勝弾の筑波大DFが掴んだ手応え「『圧』を発揮できれば、日本では敵なしになれる」

【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? サカダイ選手名鑑で集計!「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」TOP20を一挙紹介

【記事】「韓国との差をさらに広げている」日本の大学サッカーの充実ぶりに韓メディアが見解「有名選手を輩出、欧州でも認められている」
 
【関連記事】
一番難しくて、楽しかったフィオレンティーナ戦。決勝弾の筑波大DFが掴んだ手応え「『圧』を発揮できれば、日本では敵なしになれる」
【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? サカダイ選手名鑑で集計!「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」TOP20を一挙紹介
【画像】美女がずらり!! 真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える“モデル&タレント妻たち”を一挙紹介!
「韓国との差をさらに広げている」日本の大学サッカーの充実ぶりに韓メディアが見解「有名選手を輩出、欧州でも認められている」
「日本サッカーが世界を震撼」“2億8000万ユーロ”強豪を敵地で撃破! 大学選抜チームの快挙に海外衝撃「デ・ヘアは打ちのめされた」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年9月号
    8月8日(金)発売
    [注目クラブを総力特集!!]
    改革元年 RB大宮アルディージャ解体新書
    「レッドブル体制」でのJ1への挑戦
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年9月4日
    8月21日発売
    プレミアリーグ展望&ガイド 詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ