日本滞在中、タケは通訳としても“活躍”したが、我々記者もその恩恵にあずかった。
日本に到着すると、選手たちのホテル入りの瞬間を撮影したかった我々は、チームバスよりも先に目的地に向けて出発するように運転手に懇願した。しかし事前にその指示を受けていなかったと主張し、我々の言うことを聞き入れてもらえず、チームバスが動くまで発車させようとしなかった。クラブの広報責任者が電話で助けを求めたのは他でもないタケだった。彼の橋渡し役のおかげで、我々が乗ったミニバスは5分後に出発した。
「嬉しい驚きだったのは…」スぺイン人記者が見た久保建英への“熱狂”。ソシエダの日本ツアーに帯同、“トラブル”発生時にはタケが手助けを「クラブの広報が助けを求めた」
カテゴリ:海外日本人
2025年08月13日
日本滞在中、タケは通訳としても“活躍”した
最後に、選手たちに声援を送り続けながら、盛り役を買って出た「レアラ・ニッポン」サポーターズグループの存在も強調しておきたい。どんな遠く離れた地に行っても、ソシエダが訪れる場所には必ず青と白のフラッグを振るファンが現れる――。極東の日本だからこそ、我々がいつも口にするチュリ・ウルディンの力というものを最高の形で証明する機会になった。
取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸
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