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みんなが準備して1つに繋がる。指揮官の言葉を体現する鹿島が首位再浮上。田川が力をこめる「サブの選手がどれだけやれるか」

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2025年08月11日

「チームとして戦ってるなという実感がある」

再開初戦で白星を掴む。町田に敗れた神戸をかわして鹿島が首位に躍り出た。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 控えメンバーの活躍はゴールだけではない。田川の殊勲弾のシーンに関与した知念、樋口もそうだが、彼らも守備強度を引き上げ、ゲームの流れを作る仕事を確実に遂行した。特に樋口は2列目とボランチをマルチにこなし、チームにアクセントをもたらした。

「オニさんは『先発で出る11人だけじゃなくて、みんなが準備して、チームが1つになって繋がっていくんだぞ』と常に言っていますし、チームとして戦ってるなという実感がある。今日の亨介みたいに、交代選手が結果を残すことで、ベンチメンバーの雰囲気も必ず良くなってくる。良い相乗効果があると思います」と樋口も力を込めていた。

 彼らが「短時間でも結果を出すんだ」といったギラギラ感を押し出すことで、各ポジションの競争も激化するし、プレー強度も確実に上がる。実際、この日の鹿島は最後まで球際のバトルやハードワークの部分が落ちることはなかった。

「6~7月の勝てなかった時と比べると、ベースのところが確実に上がっている。球際やハードワーク、仲間のために走るところをしっかりやっていれば、なかなか負ける試合はないんじゃないかと感じるし、勝つ確率も必ず上がってくると思います」
 
 樋口も語気を強めたが、高強度のプレーをタイムアップの笛が鳴るまで継続し続けられれば、自ずと順位は上がっていく。鬼木アントラーズはそういうポジティブなサイクルに再び入ったのではないか。

 8月はここからホーム福岡戦を経て、アルビレックス新潟、清水エスパルスとのアウェー戦が入ってくる。しかも清水戦の前には天皇杯準々決勝のFC町田セルビア戦もあり、それも敵地での戦いだ。

 これまで以上のタフさを求められるに違いないが、それを乗り切らなければ、常勝軍団の復活はない。控え組のさらなる底上げが今後のキーポイントになるだろう。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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