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挨拶をきちんとする。人と話す時に目を見る。当たり前のことを、もう一度しっかり。岡山学芸館10番の“気づき”【総体】

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2025年07月29日

「自分でも驚くくらい変化がありました」

 まさに日常の些細なことが人間性に出る。意識を高く持って行動した結果、万代は精神的に大きな成長を掴み取った。徐々にプレーの波がなくなっていき、武器であるドリブルがただチャンスを作り出すものだけではなく、チームが苦しい時に周りを牽引する大きなパワーを生み出すものになっていった。

「大人の人たちだけでなく、チームメイトともよりコミュニケーションが取れるようになって、これまではうまくいかなくなると『やってられない』など不満を溜めたり、時には表に出したりしてしまっていたのが、勝ちたいからこそ、勝つために気持ちをぶつけ合うという意識に変わりました。

 それによって絆が深まったというか、お互いの意思疎通が深まったんです。僕も周りを信頼するし、向こうも僕を信頼してくれるようになって、どんどん連係面が良くなって、苦しい時に声を出せるようになった。最初は絶対にそんなことはサッカーに関係ないだろうと思っていたのですが、自分でも驚くくらい変化がありました」
 
 まさに今大会では、その変化がプレーとしてしっかりと表現されていた。だからこそ、勝ちたかった。

「本当に悔しいし、何としてもこのチームで優勝したいと強く思うようになりました。まずはプリンスリーグ中国で優勝して、昨年ギリギリで果たせなかったプレミア昇格を後輩に残して、選手権で2度目の優勝を狙いたい。このタイミングでプレミアのレベルを感じられたことをプラスにして、チーム全体でもっと意識を高めていきたいです」

 逞しくなった10番は、取材を終えた後に、目を合わせて会釈をして去っていった。思えば、1回戦の日にバスに引き上げていく彼にばったり会った時も、目を見て挨拶をしてくれ、取材前も小走りでやってきて会釈をしてくれた。

 些細なことが自分の成長、将来を左右する。これに気づいた万代は、これからさらに成長曲線を上に描いていくだろう。去っていく背番号10の背中を見つめて、そう確信した。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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