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後輩たちが青森山田を撃破。喜びもつかの間「もっと自分もやらないと」。10番の3年生エースが奮起「下を向いている暇はない」

カテゴリ:大学

安藤隆人

2025年07月12日

「もう一度見つめ直して、ゴールを決める存在に」

 開始早々の10分に先制を許すが、集中力を切らさない守備と金津が前線でターゲットとなってボールを収め、1.5列目以降の飛び出しを引き出してベクトルを前に向け続けると、後半にFKで同点に追いついた。

 勝負は延長戦へ。青森山田の猛攻に耐えていたが、残り2分で痛恨の失点。1-2で涙をのんだ。

 後輩たちは、金津の代以来の延長戦、それを2019年度以来となるPK戦までもつれこみ、勝利を掴み取って見せたのだ。

「喜びからすぐに『もっと自分もやらないといけない』と思いましたね。今の高校3年生は僕と入れ替わりの代なのですが、僕らの代の決勝を見て入ってきてくれた後輩もいると聞いたので、本当に刺激になりました。三上晃監督に祝福の連絡を入れると、監督から『最近、調子どうだ?』とか、『自分に矢印を向けてやっているか?』と逆に聞かれて...。その言葉を聞いて、『三上監督のように僕もチャレンジし続けないと、もっとやらないと』と思い直しました」
 
 今、チームは好調かというとそうではない。7月6日の関東2部・第7節(延期分)の順天堂大との一戦を2-6で落とし、4連敗中だ。

 10番として、エースとして苦悩の時間は続いているが、後輩たちからエールをもらい、高校時代の恩師・三上監督、大学の岩渕監督の期待と愛情を受け取った金津の心の奥底からは、熱い闘争心が沸き起こっている。

「チーム状況が良くない時こそ、周りに矢印を向けずに自分自身に向けないといけない。周りの期待、刺激を感じたからこそ、特に僕はもう一度見つめ直して、ゴールを決める存在にならないといけない。下を向いている暇はないので、顔を上げて挑み続けたいと思います」

 すでにJクラブの練習に参加しており、金津の注目度はこれからさらに上がっていくだろう。苦悩の先に躍動があることを信じて。山梨学院大のエースは光に向かって羽ばたこうとしている。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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