今回の日本代表は全26人がJリーガーで構成されたなか、韓国メディアの関心を集めたのが前半だけで４ゴールを記録したFWジャーメイン良だ。

　代表デビュー戦での４得点が95年ぶりという偉業もあり、「30歳で国際Aマッチデビュー、そして４ゴール」（スポーツ紙『スポーツ京郷』）、「日本列島が新たなストライカー登場に沸いている」（スポーツメディア『SPOTV NEWS』）と各社がジャーメインに注目。スポーツ紙『スポーツソウル』は「26分で“フォートトリック”」と独特な表現を用いてゴールラッシュを称賛し、「A代表デビュー戦とは思えない冷静さで強烈なインパクトを残した。ジャーメイン良が“勝利の立役者”として輝いた」と高く評価した。

　また、『MKスポーツ』はジャーメインになぞらえて韓国代表の最年長デビュー記録（33歳343日）を持つFWチュ・ミンギュの名前を挙げ、「歩んだ道は違うが、“遅咲き”で代表に選ばれた点は似ている」と言及。「世代別代表経験のないジャーメインが30歳で栄光を手にした。デビュー戦を戦い、４ゴールを決め、しっかりと印象を与えた」と労った。
 

　さらに、スポーツ紙『スポーツ朝鮮』は「30歳の遅咲きストライカーが日本サッカー界を騒がせている」と書き出し、ジャーメインの経歴を紹介する記事も公開。「典型的な大器晩成型スター」と表現したうえで「今年からサンフレッチェ広島に移籍したジャーメインは、カップ戦含め25試合で６ゴールを決め、E-1選手権を準備する森保一監督の“ピック”を受けた」とし、「“韓日戦”における韓国代表の警戒対象１号に指定された」と伝えた。

　なお、香港戦前日には韓国も中国との初戦を３－０で制し、日韓ともに快勝スタートを切った。第２戦は11日に韓国対香港、12日に日本対中国が予定されているが、両国どちらも２連勝を収めることはできるだろうか。

構成●ピッチコミュニケーションズ

参照記事：森保ジャパン大勝発進に韓国紙も驚き！“26分で4得点”FWには「デビュー戦と思えない冷静な決定力」と感服

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