日本代表の現在地はあくまで16強
ご存じの通り、今の森保ジャパンは2026年北中米W杯優勝という壮大な目標を掲げている。それに関しては「やや高すぎるハードルだ」と見る向きもある。実際、トルシエも「現実を見ると、やはりベスト8が最初の壁。今の選手や能力、チーム力を見れば、そこが最初のノルマになってきますね」と冷静にコメントした。
「頂点を目ざす」という飽くなき野心、強気のマインドは確かにポジティブな要素だが、W杯における日本代表の現在地はあくまで16強。「それを越えるために何をすべきかを徹底的に追求してほしい」と元指揮官は今一度、強く求めたかったのだろう。
日本に対してやや辛口の評価をしているのは、トルシエに限ったことではない。モナコレジェンドの1人として参加した元フランス代表のマルセル・デサイーも「日本サッカーは着実に成長しているし、チームとしては優れているが、特別な個人の名前が出てこない。三笘薫(ブライトン)や久保建英(レアル・ソシエダ)? 彼らも良い選手なんでしょうけど、もっと上のレベルで活躍するタレントが何人も出てこないといけないですね」とずばり指摘した。
「頂点を目ざす」という飽くなき野心、強気のマインドは確かにポジティブな要素だが、W杯における日本代表の現在地はあくまで16強。「それを越えるために何をすべきかを徹底的に追求してほしい」と元指揮官は今一度、強く求めたかったのだろう。
日本に対してやや辛口の評価をしているのは、トルシエに限ったことではない。モナコレジェンドの1人として参加した元フランス代表のマルセル・デサイーも「日本サッカーは着実に成長しているし、チームとしては優れているが、特別な個人の名前が出てこない。三笘薫(ブライトン)や久保建英(レアル・ソシエダ)? 彼らも良い選手なんでしょうけど、もっと上のレベルで活躍するタレントが何人も出てこないといけないですね」とずばり指摘した。
98年フランスW杯制覇の原動力となり、2001年3月に当時の日本代表を5-0で突き放した“サンドニショック”の生き証人の目で見れば、それが今の森保ジャパンの立ち位置なのだろう。名波ら代表関係者たちはそのことをしっかりと受け止め、地に足をつけて前進していかなければいけない。
トルシエやデサイーの言葉を名波ら日本代表関係者が今後への糧にしてくれれば理想的である(本文中一部敬称略)。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
【記事】「今の日本代表で注目している選手は?」98年W杯優勝メンバーの元仏代表キャプテンに訊くと興味深い回答。三笘や久保の名前を挙げると「彼らは確かに欧州で活躍しているが…」
【記事】元仏代表の名手ピレスが日本サッカーの発展に感心。より強くなるための助言も「規律を守って戦えている。あとは…」
【記事】「僕が観戦で1番盛り上がったW杯は98年」本田圭佑が仏代表レジェンドらとの対戦に興奮!「アンリやジダンあたりもいれば、ほぼ完成」
トルシエやデサイーの言葉を名波ら日本代表関係者が今後への糧にしてくれれば理想的である(本文中一部敬称略)。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
【記事】「今の日本代表で注目している選手は?」98年W杯優勝メンバーの元仏代表キャプテンに訊くと興味深い回答。三笘や久保の名前を挙げると「彼らは確かに欧州で活躍しているが…」
【記事】元仏代表の名手ピレスが日本サッカーの発展に感心。より強くなるための助言も「規律を守って戦えている。あとは…」
【記事】「僕が観戦で1番盛り上がったW杯は98年」本田圭佑が仏代表レジェンドらとの対戦に興奮!「アンリやジダンあたりもいれば、ほぼ完成」