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高2でプロ契約を締結。岡山U-18の逸材がトップチームを経験して感じたこと「数字に残る部分が大事。そこにこだわらないと」

カテゴリ:高校・ユース・その他

森田将義

2025年06月23日

元日本代表の江坂らとともに自主練も

U-18の試合を観戦していたルカオ。末宗は得点後に「バモー!」と駆け寄り、祝福された。写真:森田将義

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 トップチームの経験によって、変化が見られるのは得点に対する意識だ。「チャンスの回数がなかなか多いわけではないなか、どれだけアピールできるかを考えたら、ゴールなど数字に残る部分が大事。自分は得点力を武器にしているので、そこにこだわらないといけないと、トップチームを経験して感じました」。

 昨年はプレミアリーグで6点を記録しながら、複数得点を奪った試合がなかったが、ここにきて日本クラブユースサッカー選手権大会の中国予選決勝に続く2試合連続でのハットトリックを達成。相手にとってより怖い選手になりつつある。

 そうした点取り屋としての素質とともに目をひくのは、先輩たちに臆せずコミュニケーションを取りにいける点で、練習では元日本代表のMF江坂任らとともに自主練を行ない、教えをこう。
 
 静岡学園戦では、前日に横浜F・マリノスとの試合を終えて、岡山に帰ってきたFWルカオがピッチ脇で、U-18の試合を観戦していた。先制点を決めた喜びのまま、末宗は「ルカオ! バモー!」と駆け寄り、祝福されていたが、彼のガツガツと行ける性格ゆえの場面だったと言える。

 違いを見せつけるプレーを披露した末宗だが、トップチームの出番を得られず、U-18に回る現状に満足していない。「プレミアリーグではなく、Jの舞台に立ちたい。そのために練習でアピールしたいし、プレミアで複数得点を取り続けたい。そうすればトップチームにも伝わって、少しでも早く試合に出られる」。

 本人がそう口にする通り、憧れのピッチに立つ日を目ざして、末宗は今後もゴールを狙い続ける。

取材・文●森田将義

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