ブローダーセンの凄みを改めて感じられた
6月21日、ファジアーノ岡山はJ1第21節で横浜F・マリノスとアウェーで対戦し、ルカオのゴールで1-0と勝利。この一戦で、岡山の守護神もホッと胸をなでおろした場面があった。
32分、横浜FMの攻撃を受けて、ロングボールからエウベルに最終ラインの背後を取られる。
抜け出そうとしたエウベルを後ろから追いかける格好になった立田悠悟が、足を伸ばしてクリアしたが、ボールはエウベルの胸に当たってゴール方向へ跳ね返る。これがエリアの外に出てきていたGKスベンド・ブローダーセンの右手をかすめて、最後はポストに当たって枠を外れた。
当初の判定はコーナーキックだったが、VARが介入し、DOGSO(ドグソ/ゴール、または決定的な得点機会の阻止)の確認のため、主審によるオンフィールドレビューが行なわれた。
スタジアムの大型スクリーンにも該当シーンの映像が映り、ボールは確かに腕に当たっているように見えた。ただ判定は変わらず、コーナーキックから試合が再開された。
【動画】横浜FM戦のルカオの決勝点!
32分、横浜FMの攻撃を受けて、ロングボールからエウベルに最終ラインの背後を取られる。
抜け出そうとしたエウベルを後ろから追いかける格好になった立田悠悟が、足を伸ばしてクリアしたが、ボールはエウベルの胸に当たってゴール方向へ跳ね返る。これがエリアの外に出てきていたGKスベンド・ブローダーセンの右手をかすめて、最後はポストに当たって枠を外れた。
当初の判定はコーナーキックだったが、VARが介入し、DOGSO(ドグソ/ゴール、または決定的な得点機会の阻止)の確認のため、主審によるオンフィールドレビューが行なわれた。
スタジアムの大型スクリーンにも該当シーンの映像が映り、ボールは確かに腕に当たっているように見えた。ただ判定は変わらず、コーナーキックから試合が再開された。
【動画】横浜FM戦のルカオの決勝点!
最初のコーナーキックの判定からVRAとの通信やオンフィールドレビューを介し、判定が決まるまでの時間は約5分。その間、退場の可能性があったブローダーセンは、どんな気持ちで過ごしたのか。
背番号49は次のように語る。
「最初は、私に関してのVARだと思っていませんでした。エウベル選手が私にぶつかった衝撃で痛くて、ボールが腕に当たっていたことに気づかなかったので“私は関係ない”と思った。でも、会場のスクリーンを見て“ヤバイ”と思いましたね。退場でもおかしくないなと。
たぶん私がピッチに残っても、退場でも、議論になるようなシーンだったのではないでしょうか。マリノスサポーターの気持ちも分かります。
完全にアクシデントでした。悠悟が蹴ったボールがエウベルに当たって、自分の腕に当たってしまった。自分は腕を使って身体を大きく見せていたわけではなく、避けようとしたところで当たってしまったんです。ただ、フィフティ・フィフティだったと思います」
ただ、この“動揺”の後でも安定感が崩れなかったのは、さすが、世代別のドイツ代表経験者と言ったところか。幾度となく訪れたピンチをビッグセーブで凌ぎ、クリーンシートに貢献。チームの4試合ぶりの勝利に大きく貢献した。
身体を投げ出してピンチを防ぐ。横浜FM戦のVARが介入した場面は、ブローダーセンの凄みを改めて感じられたシーンだった。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
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【記事】10代でA代表に初選出。将来有望な“18歳”佐藤龍之介が歩むべき道。本格的な両立はここからだ
背番号49は次のように語る。
「最初は、私に関してのVARだと思っていませんでした。エウベル選手が私にぶつかった衝撃で痛くて、ボールが腕に当たっていたことに気づかなかったので“私は関係ない”と思った。でも、会場のスクリーンを見て“ヤバイ”と思いましたね。退場でもおかしくないなと。
たぶん私がピッチに残っても、退場でも、議論になるようなシーンだったのではないでしょうか。マリノスサポーターの気持ちも分かります。
完全にアクシデントでした。悠悟が蹴ったボールがエウベルに当たって、自分の腕に当たってしまった。自分は腕を使って身体を大きく見せていたわけではなく、避けようとしたところで当たってしまったんです。ただ、フィフティ・フィフティだったと思います」
ただ、この“動揺”の後でも安定感が崩れなかったのは、さすが、世代別のドイツ代表経験者と言ったところか。幾度となく訪れたピンチをビッグセーブで凌ぎ、クリーンシートに貢献。チームの4試合ぶりの勝利に大きく貢献した。
身体を投げ出してピンチを防ぐ。横浜FM戦のVARが介入した場面は、ブローダーセンの凄みを改めて感じられたシーンだった。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
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