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必要以上に相手にボールを持たせ、引きこもったところでやられた。CWCで黒星発進の浦和。インテル戦はもっとアグレッシブに【現地発】

カテゴリ:国際大会

河治良幸

2025年06月18日

金子の交代もプラスだったかどうかは疑わしい

松尾のPKで1点差に。その後のセットプレーからの失点はもったいなかった。(C)J.LEAGUE

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 今回のCWCは公式練習が試合会場ではなく、代表者の3選手が事前に芝をチェックできる以外、当日のぶっつけになる。ただ、それはリーベルも同じ条件で、浦和サイドとしても言い訳の材料にはできない。

 グスタフソンは「相手に持たせるというところは予想していたんですけれども、ただ、ボールを奪った後に、ちょっと急ぎすぎた部分があった」と振り返る。

 失点シーンを切り取れば、コンパクトなブロックを敷く浦和に対して、リーベルの狙いが高い技術でゴールに結実したわけだが、浦和から見ると、必要以上に相手にボールを持たせてしまい、しかも引きこもったところをやられてしまったのだ。

 90分を通してデータを見れば、浦和のポゼッションは40%、シュートはリーベルより3本少ない10本を記録しているが、前半の30分過ぎまでポゼッションは30%前後で、シュート数もたったの1本だった。

 後半に関しては、グスタフソンの縦パスからPKを獲得した金子も「背後を突くところだったり、ダイアゴナルランは増やしていこうと話してましたし、1点を返せば全然分からないので。前半のことは忘れて、後半にすべて出し切ろうと話していました」と振り返るように、リーベルに対して恐れることなく前に出て、高い位置でボールを奪うシーンも増えた。

 リーベル側がペースダウンさせたところもあるかもしれないが、守備的なポジションの選手に三枚のイエローが出たことも、そこまで余裕がなかったことを示している。
 
 それだけに1点差としてからのセットプレーでの失点はあまりにもったいないし、明らかに対面のアクーニャを困らせていた金子の交代というのも、プラスだったかどうかは疑わしい。

 そうしたところの選択次第で勝点1が取れたかもしれないが、浦和のペースに持っていけるまで、時間がかかり過ぎたことが、試合の行方に大きく影響したことは間違いない。

 次のインテルも基本的には浦和がボールを持たれる側になる時間は長くなるかもしれない。しかし、引き過ぎる時間をできるだけ少なくして、ボールを持つ時間は前半からでも作りながら、カウンターも行き当たりばったりではなく、狙いを持って繰り出していけるかどうか。

 次の会場もリーベル戦と同じシアトルのルーメン・フィールドであり、相手より地の利があるなかで、いかに自分たちの時間帯を増やして、積極的にゴールを目ざしていけるかどうか注目だ。

取材・文●河治良幸

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