現地６月17日に開催されたクラブ・ワールドカップのグループステージ第１節で、浦和レッズがリーベル・プレート（アルゼンチン）とシアトルで対戦。１－３で敗れ、黒星スタートとなった。

　12分に先制点、48分に追加点を許した後、58分に松尾佑介がPKでゴール。１点差に迫り、より反撃ムードが高まったが、73分に三度ヘッドで被弾し、勢いをそがれてしまった。

　中盤でフル出場した渡邊凌磨は試合後、第一声こそ「すごい楽しかったです」と口にするも、以降は非常に厳しい感想を伝えた。

「もっともっと全員がビビらずやらなきゃいけないなと率直に感じました。力の差ってよりも、ピッチに立った瞬間負けてる部分があったような気がして、それがすごい悔しいです。クリアボール１つとっても味方に繋ぐだとか、意図を持ったクリアボールがすごい大事になると改めて（感じました）。

　Jリーグではピンチにならないシーンも、クリア１つでピンチになるシーンはたくさんあったと思うんですよ。そういうのをもっともっと突き詰めなきゃいけない。セカンドボール拾う意識も前半少なかったし、技術よりも基準の差を見せつけられたなって思います」
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　インタビュアーを務めた浦和の先輩、坪井慶介氏から「試合を戦ってみて『十分これは通用するな』といった部分があれば教えてください」と振られた際には、「うーん...どうだろう...パッとは出てこないかな」と熟考。そのうえで、改めて「基準」の差を強調した。

「めちゃめちゃ差を感じたというよりも、基準で負けてたら比べようもないなっていう率直な印象です」

　この後は21日にチャンピオンズリーグ準優勝のインテル（イタリア）、25日にセルヒオ・ラモスを擁するモンテレイ（メキシコ）と相まみえる。アメリカまで駆けつけて大声援を送るサポーター、画面を通して応援するサポーターに勝利を届けられるか。

　渡邊は「すごい不甲斐ない試合を見せてしまったので、残りの２戦しっかり勝点を取れるように死ぬ気でやっていきたいです」と気を引き締めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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