「大橋さんは活躍が目立つので、負けていられない」
チャンピオンシップでは、数多くの日本人選手との直接対決が待っている。24-25シーズンは田中ほか、大橋祐紀(ブラックバーン)ら8人の選手がこのリーグに参戦していた。田中は来季からプレミアに昇格。逆に橋岡大樹(ルートン・タウン)は降格を余儀なくされ、初瀬亮(シェフィールド)は退団し、昨季よりは人数が若干減るかもしれない。
それでも、大橋、坂元達裕(コベントリー)、平河悠(ブリストル)、斉藤光毅(QPR)といったアタッカー陣が揃っていて、ボランチの岩田は彼らとマッチアップする可能性がある。そこで2022年JリーグMVPの貫録を見せつけることが、チームの成功につながってくるのだ。
「同じリーグで日本人選手と対戦できるのはすごく嬉しいこと。チャンピオンシップというのは、すべての2部リーグの中で最もハイレベル。そこにチャレンジするのは大いに意味のあることですね。特に大橋さんは活躍が目立つので、負けていられない。僕も頑張らないといけないという気持ちにさせられます。
僕としては、田中碧選手のように1年でプレミア昇格するのが理想的。彼もドイツ・ブンデスリーガ2部のデュッセルドルフから『プレミアに行く近道』ということで、リーズ移籍を選んだと聞いていますけど、本当にその通りだと思います。
バーミンガムは上に行ける可能性の高いクラブ。僕はそこで主力として活躍し、チャンピオンシップで圧倒的な存在感を示せる選手にならないといけない。そのためにも、今季同様に得点に絡む部分には強くこだわっていきたいですし、ミスを減らしてチームに貢献することが重要になってきます。
『岩田智輝はバーミンガムに不可欠な選手』『あいつ1人で結果が大きく変わる』と言われるような存在になることが一番の目標です」と彼は目を輝かせた。
それでも、大橋、坂元達裕(コベントリー)、平河悠(ブリストル)、斉藤光毅(QPR)といったアタッカー陣が揃っていて、ボランチの岩田は彼らとマッチアップする可能性がある。そこで2022年JリーグMVPの貫録を見せつけることが、チームの成功につながってくるのだ。
「同じリーグで日本人選手と対戦できるのはすごく嬉しいこと。チャンピオンシップというのは、すべての2部リーグの中で最もハイレベル。そこにチャレンジするのは大いに意味のあることですね。特に大橋さんは活躍が目立つので、負けていられない。僕も頑張らないといけないという気持ちにさせられます。
僕としては、田中碧選手のように1年でプレミア昇格するのが理想的。彼もドイツ・ブンデスリーガ2部のデュッセルドルフから『プレミアに行く近道』ということで、リーズ移籍を選んだと聞いていますけど、本当にその通りだと思います。
バーミンガムは上に行ける可能性の高いクラブ。僕はそこで主力として活躍し、チャンピオンシップで圧倒的な存在感を示せる選手にならないといけない。そのためにも、今季同様に得点に絡む部分には強くこだわっていきたいですし、ミスを減らしてチームに貢献することが重要になってきます。
『岩田智輝はバーミンガムに不可欠な選手』『あいつ1人で結果が大きく変わる』と言われるような存在になることが一番の目標です」と彼は目を輝かせた。
大きな野望を抱く一方で、プレミアがそう簡単に手が届く領域ではないことも理解している。というのも、バーミンガムは2025年2月9日のFAカップ4回戦でニューカッスルと対戦。2-3で惜敗している。
岩田はこの試合で値千金の2点目を叩き出す活躍を見せたが、プレミアトップクラブの実力をまざまざと突きつけられたという。
「相手は1・5軍くらいのメンバー構成で、やれなくはなかったんですけど、勝てはしないなと感じました。その差は果てしないというか。相手はうまいし、個の能力が全然違いましたね。3部では違いを作れるタレントでも、プレミアと対戦するとごく普通の選手になってしまう。その現実を痛感させられました。
やっぱり上のリーグに行くためには、個々の能力とチーム完成度の両方が求められる。そのレベルを頭に刻み込んで、新シーズンに向かっていきます」
新たな決意を口にした岩田は、果たして田中の成功ロードを歩めるのか。8月の開幕が楽しみだ。
※第4回終了(全5回)
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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岩田はこの試合で値千金の2点目を叩き出す活躍を見せたが、プレミアトップクラブの実力をまざまざと突きつけられたという。
「相手は1・5軍くらいのメンバー構成で、やれなくはなかったんですけど、勝てはしないなと感じました。その差は果てしないというか。相手はうまいし、個の能力が全然違いましたね。3部では違いを作れるタレントでも、プレミアと対戦するとごく普通の選手になってしまう。その現実を痛感させられました。
やっぱり上のリーグに行くためには、個々の能力とチーム完成度の両方が求められる。そのレベルを頭に刻み込んで、新シーズンに向かっていきます」
新たな決意を口にした岩田は、果たして田中の成功ロードを歩めるのか。8月の開幕が楽しみだ。
※第4回終了(全5回)
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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