「献身的なリーダーがいれば必ず立て直せる」
横浜F・マリノスの2022年J1制覇の原動力となり、MVPに輝いた岩田智輝。ご存じの通り、彼は翌2023年1月に恩師のアンジェ・ポステコグルー監督(現トッテナム)の誘いを受け、スコットランド1部のセルティックへと赴いた。
セルティックでの1年半は思うように出番を得られず苦しんだが、2024年夏には新天地を求め、イングランド・フットボールリーグ1(3部)のバーミンガム・シティへ移籍。未知なる環境で瞬く間に主力の座を射止め、チームは優勝してチャンピオンシップ(2部)昇格を決めたのである。
数々の修羅場をくぐりながらも、着実に進化を遂げている岩田がオフシーズンの帰国中に単独インタビューに応じた。海外2年半の様々な出来事や古巣マリノスへの思いなどを聞く機会に恵まれた。
特にマリノスに関しては、今季は予期せぬ低迷を強いられているということで、日々、状況を注視しているという。まずは悩める古巣への率直な気持ちから語ってもらった。
――◆――◆――
「2025年シーズンのマリノスはイングランド代表でコーチを務めていたスティーブ・ホーランド監督が就任しました。同じイングランドにいる僕としてはすごく楽しみな部分がありました。
ただ、彼もJリーグの難しさにぶつかったのか、序盤から苦しんでいたように見えました。サッカースタイルも、マリノスらしさというか、見ていてワクワクするようなスタイルが少し失われているのかなと感じました。それは監督が代われば仕方のないことかもしれない。でも、選手たちの表情を見ても、どこかモヤモヤ感がある気がしました。
その結果、監督交代という大ナタが振るわれた。それでも、僕は『選手層が厚いマリノスなら絶対に大丈夫』と思いながら、見守り続けていましたね」
名門の底力とJ1残留を信じ続ける岩田。彼はシーズン終了後の5月初旬には帰国するや否や、キャプテンの喜田拓也と大分の先輩である松原健と会って話をする機会を持ったという。
セルティックでの1年半は思うように出番を得られず苦しんだが、2024年夏には新天地を求め、イングランド・フットボールリーグ1(3部)のバーミンガム・シティへ移籍。未知なる環境で瞬く間に主力の座を射止め、チームは優勝してチャンピオンシップ(2部)昇格を決めたのである。
数々の修羅場をくぐりながらも、着実に進化を遂げている岩田がオフシーズンの帰国中に単独インタビューに応じた。海外2年半の様々な出来事や古巣マリノスへの思いなどを聞く機会に恵まれた。
特にマリノスに関しては、今季は予期せぬ低迷を強いられているということで、日々、状況を注視しているという。まずは悩める古巣への率直な気持ちから語ってもらった。
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「2025年シーズンのマリノスはイングランド代表でコーチを務めていたスティーブ・ホーランド監督が就任しました。同じイングランドにいる僕としてはすごく楽しみな部分がありました。
ただ、彼もJリーグの難しさにぶつかったのか、序盤から苦しんでいたように見えました。サッカースタイルも、マリノスらしさというか、見ていてワクワクするようなスタイルが少し失われているのかなと感じました。それは監督が代われば仕方のないことかもしれない。でも、選手たちの表情を見ても、どこかモヤモヤ感がある気がしました。
その結果、監督交代という大ナタが振るわれた。それでも、僕は『選手層が厚いマリノスなら絶対に大丈夫』と思いながら、見守り続けていましたね」
名門の底力とJ1残留を信じ続ける岩田。彼はシーズン終了後の5月初旬には帰国するや否や、キャプテンの喜田拓也と大分の先輩である松原健と会って話をする機会を持ったという。
「健君とはもともと連絡は取っていたんですけど、キー坊(喜田)とも一緒に会うことができました。チーム状況は厳しい時でしたけど、2人は全然ネガティブではなかったし、『これからポジティブな空気に変えていくから』と言っていました。逆に「お前も来年、チャンピオンシップで頑張れよ』と励まされたくらいです(笑)。
オリジナル10の中でマリノスと鹿島だけが落ちていないという歴史は選手たちが一番分かっていること。この世界、結果がすべてなので、内容が良くても負け続けてしまうと内容もどんどん悪くなってしまうもの。だからこそ、今は本当に勝つことが大事だと思います。
2人がいれば、そういうチームになるはず。実際、鹿島に勝って、町田にも連勝しましたし、良い方向に進んでいると思います」と、岩田は喜田と松原という両ベテランの統率力と存在感に大きな期待を寄せている。
岩田がマリノスに在籍した時も、勝てなくて苦労した時期はあった。J1を制覇した2022年も終盤は足踏み状態が続き、川崎フロンターレに追い詰められた経験がある。
「あの時は自分たちのスタイルがあったので、『マリノスのスタイルを体現すれば勝てる』という自信がありました。優勝へのプレッシャーがかかるなか、それを出せずに足踏みしましたけど、スタイルがあったという意味では、今とは少し違うのかもしれません。
今季のマリノスはホーランド監督からパトリック・キスノーボ監督に代わりましたけど、指揮官が代わるとやることも変わるのは当然ですし、それを受け入れながら戦うのが選手なんです。健君もキー坊も『支えてくれるサポーターのために戦わないといけない』と話していましたけど、その強い気持ちが一番。常に人のために動いている2人なので、ああいう献身的なリーダーがいれば、必ず立て直せると僕は信じています」
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オリジナル10の中でマリノスと鹿島だけが落ちていないという歴史は選手たちが一番分かっていること。この世界、結果がすべてなので、内容が良くても負け続けてしまうと内容もどんどん悪くなってしまうもの。だからこそ、今は本当に勝つことが大事だと思います。
2人がいれば、そういうチームになるはず。実際、鹿島に勝って、町田にも連勝しましたし、良い方向に進んでいると思います」と、岩田は喜田と松原という両ベテランの統率力と存在感に大きな期待を寄せている。
岩田がマリノスに在籍した時も、勝てなくて苦労した時期はあった。J1を制覇した2022年も終盤は足踏み状態が続き、川崎フロンターレに追い詰められた経験がある。
「あの時は自分たちのスタイルがあったので、『マリノスのスタイルを体現すれば勝てる』という自信がありました。優勝へのプレッシャーがかかるなか、それを出せずに足踏みしましたけど、スタイルがあったという意味では、今とは少し違うのかもしれません。
今季のマリノスはホーランド監督からパトリック・キスノーボ監督に代わりましたけど、指揮官が代わるとやることも変わるのは当然ですし、それを受け入れながら戦うのが選手なんです。健君もキー坊も『支えてくれるサポーターのために戦わないといけない』と話していましたけど、その強い気持ちが一番。常に人のために動いている2人なので、ああいう献身的なリーダーがいれば、必ず立て直せると僕は信じています」
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