異国の地でプレーし続けるうえで、何が最も重要だと考えているのだろうか。

「もちろん結果です。海外で外国人選手としてチームにいる以上、助っ人。だからこそ結果を求められるし、結果が出なかったら自国の選手を使うのは当たり前だと思う。監督と良い関係を作るためにも、結果を残すのは必要ですし、結局、誰を使うかというのは監督が決めることなので。

　色々思うことはあったりはしますけど、それも含めて自分の実力だと思うので、常に矢印は自分に向けていく必要がある。そのなかで監督が求めることと、自分のやりたいことを上手く釣り合わせていって、結果を出すために、どうそれを表現するかを常に考えていく作業が大事だと思っています」
 

　そして、サッカー選手としての大きな目標である日本代表への思いは、今も変わらず彼の胸の中心にある。

「僕がサッカーを始めたきっかけはワールドカップで、そこで活躍したいという思いからプロサッカー選手になりたいと思った。サッカーをするうえで、本当にワールドカップに出たい思いが一番強い。だからまだまだ諦めてない。

　今28歳で、代表からは４年くらい遠ざかっていますし、簡単な道ではないと思いますけど、不可能でもないと思っている。これから自分がチームでどう結果を残すかだと思っています。そこは全て自分次第だと思うので、日本代表を目ざして、自分がチームで活躍するだけです」

　三好は28歳という年齢を迎え、さらなる飛躍を期す。

「何歳になっても代表は自分のひとつの目標ですし、それが自分のやりがいというか、自分の糧にもなっていると思うので、まだまだ挑戦したい」

　その言葉には、日本代表のユニホームを再び身にまとい、世界の舞台で躍動する日を諦めない、確固たる意志が込められていた。

※第３回終了（全３回）

取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）

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