「もともとあった自信が“できる”という確信に変わった」
プロになるために――。上を目ざす姿勢を持ってアカデミーで戦い続け、2015年にトップチームに昇格。同年4月にJ1リーグの1stステージ第4節・アルビレックス新潟戦に途中出場してプロ初出場を飾った。
しかし、その後はなかなかスタメン定着とはならず。2018年からはレンタル移籍で札幌、横浜FMと2クラブでプレーした。
「プロになって、川崎に3年間いましたけど、なかなか思うように出場機会を得ることはできなかった。そのなかでも海外に行きたい気持ちや日本代表に入りたい気持ちもあった。
そのためには、やっぱり試合の経験を積みたいというか、試合に出たい気持ちが強かった。そのタイミングで、ミシャ(ミハイロ・ペトロヴィッチ)監督のサッカーを知っていたので、その監督の下で経験してみたい思いもあって、札幌にレンタルという形に移籍させてもらいました」
そして2019年夏、ベルギー1部のアントワープに移籍。欧州でのキャリアのスタートを決断したきっかけには、札幌、横浜FMで得た自信があった。
「川崎の時は試合に出られなかったけど、札幌では1年間フルで出させてもらって、マリノスでもそれなりに出させてもらった。そこで、もともとあった自信が“できる”という確信に変わったんです。ベルギーからオファーをいただいた時に、もうこれは挑戦するタイミングだなと思ったので、自信を持って行けましたね」
しかし、その後はなかなかスタメン定着とはならず。2018年からはレンタル移籍で札幌、横浜FMと2クラブでプレーした。
「プロになって、川崎に3年間いましたけど、なかなか思うように出場機会を得ることはできなかった。そのなかでも海外に行きたい気持ちや日本代表に入りたい気持ちもあった。
そのためには、やっぱり試合の経験を積みたいというか、試合に出たい気持ちが強かった。そのタイミングで、ミシャ(ミハイロ・ペトロヴィッチ)監督のサッカーを知っていたので、その監督の下で経験してみたい思いもあって、札幌にレンタルという形に移籍させてもらいました」
そして2019年夏、ベルギー1部のアントワープに移籍。欧州でのキャリアのスタートを決断したきっかけには、札幌、横浜FMで得た自信があった。
「川崎の時は試合に出られなかったけど、札幌では1年間フルで出させてもらって、マリノスでもそれなりに出させてもらった。そこで、もともとあった自信が“できる”という確信に変わったんです。ベルギーからオファーをいただいた時に、もうこれは挑戦するタイミングだなと思ったので、自信を持って行けましたね」
Jリーグで掴んだ自信を胸に挑んだ海外挑戦1年目、最も難しさを感じたのは、スタッフやチームメイトとのコミュニケーションだった。当時、英語はほとんど話せなかったが、積極的に会話をする姿勢を見せることで、チームの輪に溶け込んでいった。
「最初はコミュニケーションを取りたいけど取れない部分がありました。でも、言葉を上手く喋れなくても、(チームメイトと)ご飯に行っていました。その意欲を見せるのが大切だった。
仲良くなりたいとか、チームメイトといろいろ会話したいとか、喋れなくてもそういう姿勢を持っている人と、もう全く喋れないからいいやと思う人では、海外の選手の対応の仕方も変わってくる。チームを良くするために、自分がパスをもらうために、ほかの選手と良い関係を作るのはすごく大事。だから言葉ができる、できないにかかわらず、その意欲を見せるようにしていました」
活躍の場を欧州に移して今年で7年目。三好が日本を出て、これだけ長く海外でプレーできる背景には、その都度、目の前に立ちはだかる壁を乗り越えていけるだけの精神的な“強さ”があった。
※第1回(全3回)
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
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「最初はコミュニケーションを取りたいけど取れない部分がありました。でも、言葉を上手く喋れなくても、(チームメイトと)ご飯に行っていました。その意欲を見せるのが大切だった。
仲良くなりたいとか、チームメイトといろいろ会話したいとか、喋れなくてもそういう姿勢を持っている人と、もう全く喋れないからいいやと思う人では、海外の選手の対応の仕方も変わってくる。チームを良くするために、自分がパスをもらうために、ほかの選手と良い関係を作るのはすごく大事。だから言葉ができる、できないにかかわらず、その意欲を見せるようにしていました」
活躍の場を欧州に移して今年で7年目。三好が日本を出て、これだけ長く海外でプレーできる背景には、その都度、目の前に立ちはだかる壁を乗り越えていけるだけの精神的な“強さ”があった。
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