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金田喜稔が豪州戦を斬る!「押し込んでいるのに最終局面で崩し切れない。似たような現象が起きてしまった」

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2025年06月06日

2戦続けて、こうなってしまったのはショック

大橋はボールを引き出す動きが目立っていた。(C)SOCCER DIGEST

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 オーストラリアは守備時に5-4-1のシステムで、前からのプレスもかけてこなくて最終ラインが低い“ベタ引き”状態だった。

 日本からすればスペースを見つけにくかった。その場合はどうするべきか。求められるのは、相手の3センターバックの間を広げる作業だ。アタッカー陣が3枚の真ん中の選手と、左か右の選手の間に斜めに走り込んで、背後を取るプレーだ。

 今回であれば、大橋や鈴木唯人、鎌田がダイアゴナルに走り、ペナルティエリアの角からゴールラインギリギリの間の場所で起点を作る。

 その動きが、一発で得点に繋がるわけではない。ただ“おとり”でも繰り返し行なえば、どこかでズレが生じる。そこでできたスペースに、右なら平河、左なら俵積田が入り込めれば効果的なクロスを上げられたはずだ。

 スタッフが指示したのにできなかったのか、選手の感性に任せた結果なのかは不明だけど、5バックを崩す基本的なアプローチを共有できていないように見えた。
 
 サウジアラビア戦でも相手の5バックを攻略できなかった。その時も、ダイアゴナルのランが少なかった。2戦続けて、こうなってしまったのはショックだった。

 前回のカタール・ワールドカップでもコスタリカに5バックで守られて0-1で敗れた過去もある。「日本相手には5バックなら大丈夫」なんてなってほしくない。

 次は10日のインドネシア戦だ。オーストラリア同様、5バックで守りを固めてくると予想される。そこをしっかりと崩し切っての快勝が見たいね。

【著者プロフィール】
金田喜稔(かねだ・のぶとし)/1958年2月16日生まれ、67歳。広島県出身。現役時代はドリブルの名手として知られ、中央大在学中の1977年6月の韓国戦で日本代表デビューを飾り、代表初ゴールも記録。『19歳119日』で記録したこのゴールは、現在もなお破られていない歴代最年少得点である。その後は日産自動車(現・横浜)でプレーし、1991年に現役を引退。Jリーグ開幕以降はサッカーコメンテーター、解説者として活躍している。

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