無念の交代も仲間たちが叶えたC・ロナウドの夢。

立ち上がりの7分にパイエと交錯し、負傷したC・ロナウド(左)。涙を流しながらピッチを去ることになったが、ベンチからまるで監督のようにチームを鼓舞し、念願のタイトルを奪取した。 佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)
MF
10 ジョアン・マリオ 6.5
組み立ての繋ぎ役としても、崩しの局面のチャンスメーカーとしても、まずまずの存在感。決勝トーナメントではピッチに不可欠のカードとなり、台頭した新黄金世代を象徴するひとりとなった。
14 ウィリアム・カルバリョ 7
累積警告で出場停止となった準決勝を挟み、先発に復帰。完全に捕まえきれていたわけではないが、厳重に警戒していたグリエーズマンを自由にはさせず、ラキティッチを封じ込めたクロアチア戦と同様の渋いパフォーマンスを決勝の大一番でも再現してみせた。
16 レナト・サンチェス 6(79分OUT)
準々決勝から3戦連続で先発を任されると、早々にC・ロナウドを失ったポルトガルでマリオとともに崩しの核となる。ただ、大きな成果は上げられず、おそらくは余力を残したまま、途中交代を命じられた。
23 アドリエン・シウバ 6(66分OUT)
目立っていたのはディフェンス面での献身だ。途中交代となった66分まで、高い位置で敵に圧力を掛けつづけただけでなく、自陣深くに戻っての好守備も。今大会初出場となったラウンド・オブ16のクロアチア戦で異彩を放ち、モウチーニョに取って代わると、エネルギッシュに尽力しつづけた。
FW
17 ナニ 7
この日も守備意識が非常に高く、ディフェンス組織の重要な歯車になりながら、攻撃でも持ち味を発揮する。80分にはクロスで敵GKを脅かし、時間の経過とともに、そのタフネスを際立たせた。C・ロナウドの交代後はキャプテンマークを巻き、チームを引っ張る敢闘を最後まで続けた。
7 クリスチアーノ・ロナウド -(25分OUT)
開始からわずか7分過ぎの接触プレーで左膝を痛め、涙を流しながらの無念の途中交代を余儀なくされた。準決勝まではフィールドプレーヤーでただひとりフル出場。3ゴール・3アシストと要所で結果を残していたエースの「母国に初の国際タイトルを」という夢は、仲間たちが叶えてくれた。
交代出場
FW
20 リカルド・カレスマ 6.5(25分IN)
故障のC・ロナウドに代わって、急きょピッチに。守備に気を使いながら、組み立てや崩しに絡み、エデルの決勝ゴールにも関与した。
MF
8 ジョアン・モウチーニョ 6 (66分IN)
アドリエンがこなしきれていなかった司令塔としての役割を、まずまずの頻度と精度で務め、ピッチ上で歓喜の瞬間を迎える。
FW
9 エデル 7.5(79分IN)
殊勲のゴールを決めたいわば伏兵。最前線に強さと高さを注入という求められた仕事を見せるようになったのは、延長に入ってから。104分にはCKに頭で合わせ、あわやのシーンを作ると、109分には距離のあるミドルを右足で叩き込み、この試合唯一の得点者となった。批判を覚悟で送り出したであろう指揮官の期待に見事に応えてみせた。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文:手嶋真彦
10 ジョアン・マリオ 6.5
組み立ての繋ぎ役としても、崩しの局面のチャンスメーカーとしても、まずまずの存在感。決勝トーナメントではピッチに不可欠のカードとなり、台頭した新黄金世代を象徴するひとりとなった。
14 ウィリアム・カルバリョ 7
累積警告で出場停止となった準決勝を挟み、先発に復帰。完全に捕まえきれていたわけではないが、厳重に警戒していたグリエーズマンを自由にはさせず、ラキティッチを封じ込めたクロアチア戦と同様の渋いパフォーマンスを決勝の大一番でも再現してみせた。
16 レナト・サンチェス 6(79分OUT)
準々決勝から3戦連続で先発を任されると、早々にC・ロナウドを失ったポルトガルでマリオとともに崩しの核となる。ただ、大きな成果は上げられず、おそらくは余力を残したまま、途中交代を命じられた。
23 アドリエン・シウバ 6(66分OUT)
目立っていたのはディフェンス面での献身だ。途中交代となった66分まで、高い位置で敵に圧力を掛けつづけただけでなく、自陣深くに戻っての好守備も。今大会初出場となったラウンド・オブ16のクロアチア戦で異彩を放ち、モウチーニョに取って代わると、エネルギッシュに尽力しつづけた。
FW
17 ナニ 7
この日も守備意識が非常に高く、ディフェンス組織の重要な歯車になりながら、攻撃でも持ち味を発揮する。80分にはクロスで敵GKを脅かし、時間の経過とともに、そのタフネスを際立たせた。C・ロナウドの交代後はキャプテンマークを巻き、チームを引っ張る敢闘を最後まで続けた。
7 クリスチアーノ・ロナウド -(25分OUT)
開始からわずか7分過ぎの接触プレーで左膝を痛め、涙を流しながらの無念の途中交代を余儀なくされた。準決勝まではフィールドプレーヤーでただひとりフル出場。3ゴール・3アシストと要所で結果を残していたエースの「母国に初の国際タイトルを」という夢は、仲間たちが叶えてくれた。
交代出場
FW
20 リカルド・カレスマ 6.5(25分IN)
故障のC・ロナウドに代わって、急きょピッチに。守備に気を使いながら、組み立てや崩しに絡み、エデルの決勝ゴールにも関与した。
MF
8 ジョアン・モウチーニョ 6 (66分IN)
アドリエンがこなしきれていなかった司令塔としての役割を、まずまずの頻度と精度で務め、ピッチ上で歓喜の瞬間を迎える。
FW
9 エデル 7.5(79分IN)
殊勲のゴールを決めたいわば伏兵。最前線に強さと高さを注入という求められた仕事を見せるようになったのは、延長に入ってから。104分にはCKに頭で合わせ、あわやのシーンを作ると、109分には距離のあるミドルを右足で叩き込み、この試合唯一の得点者となった。批判を覚悟で送り出したであろう指揮官の期待に見事に応えてみせた。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文:手嶋真彦