「あの衝撃は日本ではそうそう経験できない」奥川雅也が語る“既に怪物だった”ハーランド。ブンデスで8Gを挙げながら…2年連続降格も回想【直撃インタビュー】
カテゴリ:海外日本人
2025年05月27日
「正直、移籍を考えていたので、このチームに残るとは思っていなかった」
2021年1月、堂安律も在籍していたビーレフェルトへ期限付き移籍。ドイツ1部初挑戦を果たすと、約半年でアピールし、その年の夏に完全移籍した。
海外挑戦から6年。ついにザルツブルクを離れて迎えた2021-22シーズンは、ブンデスリーガ33試合で8ゴールをマーク。欧州5大リーグで二桁得点に迫る活躍を見せたが、チームは17位で2部に降格してしまった。
「このシーズンはリーグ開幕から3試合未勝利だったんですけど、ポジティブに言えば負けなしで、『今年は自分が中心になってチームを作り上げていこう』みたいな感じだったので、僕的にはすごくやりがいを感じていました。それに開幕して何試合かして、クラブとして11年ぶりにブンデスリーガに昇格して2年目ですけど、みんな自信を持ってプレーしていたので、チームの中で『今年はいけるかな』という空気が漂っていました。
でもやっぱり、経験のあるチームとやると最後に逆転されたり、ゲームの運び方が僕たちとレベルが違う場面が徐々に出てきて、中々勝点を積み上げられなかったです。そのなかで自分は、毎試合チャンスがすごく少なかったので、ザルツブルクやキールの時のように、得点の匂いのする方にポジションを取る意識をしていました。それがブンデスで8ゴールという結果に結びついたと思っていますし、要所要所ではドリブルで抜けたり、守備の強度で勝ったり、自分を出せました。ただ、1年通して見るとチームも僕個人も波がありました。
降格は残念な結果でしたが、すごく良い経験になりました。『数少ないチャンスでどうやって自分が生きるか』を考えながらやっていたシーズンでした」
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海外挑戦から6年。ついにザルツブルクを離れて迎えた2021-22シーズンは、ブンデスリーガ33試合で8ゴールをマーク。欧州5大リーグで二桁得点に迫る活躍を見せたが、チームは17位で2部に降格してしまった。
「このシーズンはリーグ開幕から3試合未勝利だったんですけど、ポジティブに言えば負けなしで、『今年は自分が中心になってチームを作り上げていこう』みたいな感じだったので、僕的にはすごくやりがいを感じていました。それに開幕して何試合かして、クラブとして11年ぶりにブンデスリーガに昇格して2年目ですけど、みんな自信を持ってプレーしていたので、チームの中で『今年はいけるかな』という空気が漂っていました。
でもやっぱり、経験のあるチームとやると最後に逆転されたり、ゲームの運び方が僕たちとレベルが違う場面が徐々に出てきて、中々勝点を積み上げられなかったです。そのなかで自分は、毎試合チャンスがすごく少なかったので、ザルツブルクやキールの時のように、得点の匂いのする方にポジションを取る意識をしていました。それがブンデスで8ゴールという結果に結びついたと思っていますし、要所要所ではドリブルで抜けたり、守備の強度で勝ったり、自分を出せました。ただ、1年通して見るとチームも僕個人も波がありました。
降格は残念な結果でしたが、すごく良い経験になりました。『数少ないチャンスでどうやって自分が生きるか』を考えながらやっていたシーズンでした」
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2022-23シーズン、ビーレフェルトは1年での1部復帰を目ざしたものの、突き付けられた現実は、昇格ではなく降格。3部まで落ちることとなった。
「正直、移籍を考えていたので、このチームに残るとは思っていなかったのですが、残ったからにはチームに貢献したいなって思った部分と…2部に落ちて、色んな選手が抜けて、色んな選手が入ってきたんですよ。監督も新しくなりましたけど、僕のことを信頼してくれて、僕中心のチーム作りをしてくれていたので、開幕前に目標として『2部ではボールを持った時の自分の良さをもっと引き出そう』と掲げていました。
僕が調子が良い時ってアシストが多いんです。そのシーズンは10アシストして、波は前のシーズンより減ったと思いますし、僕が出た試合は得点、アシストを重ねるような試合が多かったので、そういう意味では選手として、もう1回レベルアップできたシーズンにはなったのかなと思います」
個人では一定の成績を収めながら、チームの成績は振るわず。大きな夢を抱いてブンデスリーガに参戦した奥川にとって、2年連続降格はこれ以上ないほどの逆境だった。ただ、その経験の中にも光はあった。あくまで前向きに捉え、今日のサンガでの活躍に繋げている。
取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
【記事】「信じられない経験をした」F・トーレスが日本時代を回想!「だから1年しか滞在しなかった…」
「正直、移籍を考えていたので、このチームに残るとは思っていなかったのですが、残ったからにはチームに貢献したいなって思った部分と…2部に落ちて、色んな選手が抜けて、色んな選手が入ってきたんですよ。監督も新しくなりましたけど、僕のことを信頼してくれて、僕中心のチーム作りをしてくれていたので、開幕前に目標として『2部ではボールを持った時の自分の良さをもっと引き出そう』と掲げていました。
僕が調子が良い時ってアシストが多いんです。そのシーズンは10アシストして、波は前のシーズンより減ったと思いますし、僕が出た試合は得点、アシストを重ねるような試合が多かったので、そういう意味では選手として、もう1回レベルアップできたシーズンにはなったのかなと思います」
個人では一定の成績を収めながら、チームの成績は振るわず。大きな夢を抱いてブンデスリーガに参戦した奥川にとって、2年連続降格はこれ以上ないほどの逆境だった。ただ、その経験の中にも光はあった。あくまで前向きに捉え、今日のサンガでの活躍に繋げている。
取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
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