• トップ
  • ニュース一覧
  • 「あの衝撃は日本ではそうそう経験できない」奥川雅也が語る“既に怪物だった”ハーランド。ブンデスで8Gを挙げながら…2年連続降格も回想【直撃インタビュー】

「あの衝撃は日本ではそうそう経験できない」奥川雅也が語る“既に怪物だった”ハーランド。ブンデスで8Gを挙げながら…2年連続降格も回想【直撃インタビュー】

カテゴリ:海外日本人

有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

2025年05月27日

「これだけ練習で下手やのに、なんで試合でこんなに点を決めれるんやろう」

ザルツブルク時代のハーランド。当時から桁違いだった。(C)Getty Images

画像を見る

 今年1月、奥川雅也が京都サンガF.C.に戻ってきた。30歳を前にして10年ぶりの復帰である。

 奥川はプロ1年目の2015年にサンガから、レッドブル・ザルツブルクに活躍の場を移して以降、オーストリアとドイツを転戦。リーフェリング、マッテルスブルク、ホルシュタイン・キール、ビーレフェルト、アウグスブルク、ハンブルクと計7つの海外クラブを渡り歩いた。

 発見、歓喜、挫折、怪我――。様々な経験を経て、プロキャリアの原点で再出発する29歳は、異国で何を感じ、そして今何を思うのか。インタビューで胸の内に迫った(第2回/全6回)。

【#1】「自分自身が1番びっくりしました」奥川雅也も驚いた京都復帰。なぜ海外挑戦に区切り?この10年で何が変わった?

――◆――◆――

 ザルツブルクに加入したのは、高卒1年目の6月で、19歳の時。かなりの若手のように思えるが、必ずしもそうではない。「ピッチ内外で、日本と比べて驚いた、印象的な出来事」を奥川に尋ねると、こんな答えが返ってきた。

「最初にザルツブルクに行った時、自分より若い選手ばっかりで、普通に16歳とかの選手がいました。みんな粗削りなんですけど、試合になるとめちゃくちゃ活躍するので、勝負強さは、日本にいた時とは全く違うなと感じました。『これだけ練習で下手やのに、なんで試合でこんなに点を決めれるんやろう』とずっと思ってやっていたので、そこが1番驚きましたね。

 ピッチ外のところで言えば、良くも悪くもサッカーにあまり固執しない生活というか。オフになればお酒を飲むし、友達と夜まで遊ぶし、『人生をめっちゃ楽しんでるな』と感じました。それがやっぱ、『サッカーの練習になった時に、100%で臨めるメンタルの持ち方なのかな』というのは、すごく感じましたね」
 
 圧倒的な活躍を見せていたチームメイトの1人がアーリング・ハーランドだ。現在はマンチェスター・シティでゴールを量産している新時代の怪物は、文字通り規格外だったようだ。

「もう既に怪物でした。正直、最初は…手を抜いていたのか分からないんですけど、キャンプの時とかはあまりパッとしなかったので、『どんな感じなんやろう?』って思っていました。でもリーグ戦が開幕したら、100%の力を出さないで50%でやっても毎回ハットトリックとか。相手を右手で抑えて、左足でシュートがもう形になっていましたし、右手で抑えられたら誰もボールに触れない状況だったので、ちょっともう頭4つぐらいは抜けていたんじゃないですかね。

 あの衝撃は日本ではそうそう経験できないなと思いましたね。(自分が一緒にプレーした2019年)当時19歳で既にフィジカルが完成していたので。スピードもありましたし、ゴール前の勝負強さもあの時からワールドクラスでした。それを同じチームで体験して、『ザルツブルクってすごいクラブだったんだな』って今、感じますね」

 ただそんなハーランドも、ピッチを離れれば1人のティーンエイジャーだった。

「陽気な19歳です。そこら辺は日本の10代の人たちと変わらないような感じでしたね」

【レア画像】超名門本拠地の普段は見られない場所も!ピッチ上とは違う表情…サムライ戦士のスタジアム入りショット!イヤホンはワイヤレス派?コード派?
【関連記事】
「自分自身が1番びっくりしました」奥川雅也も驚いた京都復帰。なぜ海外挑戦に区切り?この10年で何が変わった?【直撃インタビュー】
【画像】美女がずらり!! 真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える“モデル&タレント妻たち”を一挙紹介!
「森保さんが注意しないと」闘莉王が日本代表ベテランの“行為”に苦言 「すごく気になっている」
「ベルギーとかは駄目。主要リーグじゃないと…」鈴木優磨が海外挑戦を本音で語る!「鹿島と逆。急に個人のためにって」
【京都】“古都のネイマール”奥川雅也が追い求めた夢

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年6月号
    5月10日発売
    KASHIWA REYSOL
    柏レイソル大解剖
    魅惑的な「リカルド戦術」の正体
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年6月5日号
    5月15日発売
    識者を唸らせたのは誰だ!?
    2024-2025シーズンの
    BEST PLAYER
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ