「当日券が80枚、前売り券が100枚くらい」
入場料金はホームの大学に一任されているが、流通経済大では前売り券を1800円、当日券を2000円に設定している(すべて自由席)。この日の会場となった龍ケ崎フィールド以外にもホームゲームの開催を予定しているが、一律共通だ。
「入場料金の設定については、実は、いろいろな意見がありました。大学サッカーはアマチュアですし、(J3リーグの下のカテゴリーにあたる)日本フットボールリーグの試合が主に1000円ということもあって、当日券の2000円はちょっと高いのではないか。
実際、一般の方から“1000円にしたら?”といったご指摘も受けました。ただ、大学を卒業したらプロになる選手がたくさんいますし、レベルの高い試合を提供できるという自負もあり、最終的に2000円でいこうと決めました」(手呂内コーチ)
ちなみに、この日のチケット販売枚数は何枚だったのだろうか。最終的な集計が終わっていない段階で尋ねたので、あくまでも“速報値”になるが、「当日券が80枚、前売り券が100枚くらい」のようだ。
「今日の対戦相手は筑波大さんで、いわゆる“茨城ダービー”だったことあり、注目度が高かったのではないかと思います」(手呂内コーチ)
下世話を承知で、ソロバンを弾いてみる。この日の売り上げは概算で35万円ほどになるが、流通経済大では今後も有料でのホームゲーム開催を予定しているので、年間300万円あまりの収益が見込めるのだろう。
チーム強化や運営費、施設の拡充のための確かな原資となり、サッカー部としては願ったり叶ったりではないか。クラブチケッティング制度のこうしたメリットを踏まえ、活用していく大学は今後、増えていくはずだ。
「入場料金の設定については、実は、いろいろな意見がありました。大学サッカーはアマチュアですし、(J3リーグの下のカテゴリーにあたる)日本フットボールリーグの試合が主に1000円ということもあって、当日券の2000円はちょっと高いのではないか。
実際、一般の方から“1000円にしたら?”といったご指摘も受けました。ただ、大学を卒業したらプロになる選手がたくさんいますし、レベルの高い試合を提供できるという自負もあり、最終的に2000円でいこうと決めました」(手呂内コーチ)
ちなみに、この日のチケット販売枚数は何枚だったのだろうか。最終的な集計が終わっていない段階で尋ねたので、あくまでも“速報値”になるが、「当日券が80枚、前売り券が100枚くらい」のようだ。
「今日の対戦相手は筑波大さんで、いわゆる“茨城ダービー”だったことあり、注目度が高かったのではないかと思います」(手呂内コーチ)
下世話を承知で、ソロバンを弾いてみる。この日の売り上げは概算で35万円ほどになるが、流通経済大では今後も有料でのホームゲーム開催を予定しているので、年間300万円あまりの収益が見込めるのだろう。
チーム強化や運営費、施設の拡充のための確かな原資となり、サッカー部としては願ったり叶ったりではないか。クラブチケッティング制度のこうしたメリットを踏まえ、活用していく大学は今後、増えていくはずだ。
前述のとおり流通経済大の監督であり、関東大学サッカー連盟の理事長でもある中野氏は「ニンジン作戦ではないけれど...」と前置きしたうえで、こう言葉をつなぐ。
「有料試合に多くの人たちが見にきてくれて収益が上がれば、様々なプラス効果が期待できるはずです。1年ですべてが変わらないでしょうが、5年後、10年後に大学サッカーが大きく発展するために、次の世代につないでいくために、今、いろいろなことにチャレンジしていかなければいけない。
何もしないでいたら何も変わりませんし、何もしないでいるのは本当にもったいない。何かを始めたら、様々な問題点や課題が出てくるでしょうが、そうしたら、そこでまた改善点を見つけていく。そのような積み重ねが間違いなく大学サッカーの未来に活かされると考えています」
来る2026年に関東大学リーグは、記念すべき100回目を迎える。今後を見据えた大いなるチャレンジがこれからも続く。
取材・文●小室功(オフィス・プリマベーラ)
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「有料試合に多くの人たちが見にきてくれて収益が上がれば、様々なプラス効果が期待できるはずです。1年ですべてが変わらないでしょうが、5年後、10年後に大学サッカーが大きく発展するために、次の世代につないでいくために、今、いろいろなことにチャレンジしていかなければいけない。
何もしないでいたら何も変わりませんし、何もしないでいるのは本当にもったいない。何かを始めたら、様々な問題点や課題が出てくるでしょうが、そうしたら、そこでまた改善点を見つけていく。そのような積み重ねが間違いなく大学サッカーの未来に活かされると考えています」
来る2026年に関東大学リーグは、記念すべき100回目を迎える。今後を見据えた大いなるチャレンジがこれからも続く。
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