川崎MF大関友翔の“等々力デビュー”から“初ゴール”へのドラマ。そしてレジェンド・岡崎慎司から送られた「理想のボランチ」に関するアドバイスとは【インタビュー】
カテゴリ:Jリーグ
2025年04月10日
U-20日本代表でのスペイン遠征でも貴重な経験
大関は前述したように、ロス五輪を目指すU-20代表で10番を背負い、3月16日から26日にはリーグ戦の最中、スペイン遠征に参加。
同世代のフランス代表、アメリカ代表と対戦し、貴重な経験を積んだ。そしてその活動には、表立って報道されていないが、日本代表のレジェンドの姿があったという。
それは昨季限りで現役引退を発表し、現在は自身らが立ち上げたドイツ6部のバサラ・マインツで監督を務める岡崎慎司だ。
岡崎の現在の取り組みや、古巣・清水への想いなどは、4月10日発売の弊誌サッカーダイジェストで多分に紹介させてもらっているが、日本サッカー協会とは欧州で代表が活動をする際には手伝えることは手伝わせてほしいとの話をしていたとのこと。それは日本代表のためであり、自身の指導者としての経験値を高めるためでもあり、今回は視察という形であったが、チーム活動にも参加したという。
その岡崎から大関は大切なアドバイスを送ってもらった。
「ポジションごとにミーティングみたいなことをしてもらって、今海外で求められていることや、考え方などを話してもらいました。質問する時間もあったので僕は『どういうボランチが一番やりやすかったですか?』と訊かせてもらうと、岡崎さんは『ケンゴ(中村憲剛)さん』だと。僕の理想とする人の名が挙がり、なんだか嬉しかったですね。
でも、やりやすいボランチというより前に、海外ではまずは点を取ること、中盤で戦うこと。守備の強度も求められるということを岡崎さんから教えてもらいました」
同世代のフランス代表、アメリカ代表と対戦し、貴重な経験を積んだ。そしてその活動には、表立って報道されていないが、日本代表のレジェンドの姿があったという。
それは昨季限りで現役引退を発表し、現在は自身らが立ち上げたドイツ6部のバサラ・マインツで監督を務める岡崎慎司だ。
岡崎の現在の取り組みや、古巣・清水への想いなどは、4月10日発売の弊誌サッカーダイジェストで多分に紹介させてもらっているが、日本サッカー協会とは欧州で代表が活動をする際には手伝えることは手伝わせてほしいとの話をしていたとのこと。それは日本代表のためであり、自身の指導者としての経験値を高めるためでもあり、今回は視察という形であったが、チーム活動にも参加したという。
その岡崎から大関は大切なアドバイスを送ってもらった。
「ポジションごとにミーティングみたいなことをしてもらって、今海外で求められていることや、考え方などを話してもらいました。質問する時間もあったので僕は『どういうボランチが一番やりやすかったですか?』と訊かせてもらうと、岡崎さんは『ケンゴ(中村憲剛)さん』だと。僕の理想とする人の名が挙がり、なんだか嬉しかったですね。
でも、やりやすいボランチというより前に、海外ではまずは点を取ること、中盤で戦うこと。守備の強度も求められるということを岡崎さんから教えてもらいました」
川崎での活躍、そしてロス五輪、A代表を目指していく大関にとっては新たな金言だろう。改めて今後へ意気込む。
「U-20があったので、思ったようにフロンターレではプレーできてないですが、自分の特長は示せていると思うので、もっとプレータイムを伸ばせるように、先輩方は偉大ですが、越えていけるように、頑張りたいです」
多くの頼れる先輩たちからのアドバイスを力に変えて――。大関の今後にはより注目だ。
(全3回/3回目)
■プロフィール
大関友翔 おおぜき・ゆうと/2005年2月6日、神奈川県生まれ。真福寺FC―FC多摩ジュニアーFC多摩Jrユース―川崎U-18―川崎―福島。川崎育ちの新時代の司令塔。プロ2年目の昨季、レンタルで加わった福島では中盤の欠かせない存在として活躍。今季は愛する川崎でのブレイクを期す。ロス五輪を目指す若き代表の中軸選手でもある。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
「U-20があったので、思ったようにフロンターレではプレーできてないですが、自分の特長は示せていると思うので、もっとプレータイムを伸ばせるように、先輩方は偉大ですが、越えていけるように、頑張りたいです」
多くの頼れる先輩たちからのアドバイスを力に変えて――。大関の今後にはより注目だ。
(全3回/3回目)
■プロフィール
大関友翔 おおぜき・ゆうと/2005年2月6日、神奈川県生まれ。真福寺FC―FC多摩ジュニアーFC多摩Jrユース―川崎U-18―川崎―福島。川崎育ちの新時代の司令塔。プロ2年目の昨季、レンタルで加わった福島では中盤の欠かせない存在として活躍。今季は愛する川崎でのブレイクを期す。ロス五輪を目指す若き代表の中軸選手でもある。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)