「アジアカップは空気感が全然違った」
サイズに頼ることなく、GKとして必要な細かい技術を着実に身につけたことで、荒木は世代トップとも言えるGKにまで成長した。
U-15日本代表からコンスタントに年代別日本代表に選ばれると、昨年9月にはキルギスで開催されたU-20アジアカップ予選に16歳で選出され、3試合中2試合にフル出場。今年2月にU-20日本代表に選出されると、U-20アジア杯で正GKとして出場。グループステージの3試合と、勝てばU-20W杯出場が決まる準々決勝のイラン戦でピッチに立った。
イラン戦では開始5分に失点こそするが、そこからは安定したゴールキーピングを披露。1-1で迎えたPK戦ではシュートストップこそなかったが、試合中から見せていた堂々とした振る舞いで相手キッカーを威圧。2本の失敗を引き出し、日本を世界に導いた。
「アジアカップは空気感が全然違った。特にイラン戦の空気感は独特で、入りから飲み込んでくるというか、ロングボール、ハイプレス、デュエルのところで勢いよく来るのですが、まだそこで負けている部分があった。彼らは死に物狂いで追いかけてくるので、その時に自分たちが上回れるかが大事だと思ったし、いろんなプレッシャーがのしかかるなかでやれたというのが、確実にこれから生きてくると思います」
GKは経験がモノを言うポジション。荒木は若くして、その場に立たなければできない経験を着実に積み重ねている。だが、彼と話していると『年齢』を出されることに違和感を覚えているように感じた。
「年下だからとか僕も思っていないし、周りも思っていないと思う。年齢関係なしにキーパーは最後の砦なので、自分が全体を落ち着かせないといけないし、ゲームをコントロールしないといけない。フィールドの選手たちが安心して任せられるキーパーじゃないと、みんな思い切って力を発揮できないと思うので、そこは安定感を大事にしています」
U-15日本代表からコンスタントに年代別日本代表に選ばれると、昨年9月にはキルギスで開催されたU-20アジアカップ予選に16歳で選出され、3試合中2試合にフル出場。今年2月にU-20日本代表に選出されると、U-20アジア杯で正GKとして出場。グループステージの3試合と、勝てばU-20W杯出場が決まる準々決勝のイラン戦でピッチに立った。
イラン戦では開始5分に失点こそするが、そこからは安定したゴールキーピングを披露。1-1で迎えたPK戦ではシュートストップこそなかったが、試合中から見せていた堂々とした振る舞いで相手キッカーを威圧。2本の失敗を引き出し、日本を世界に導いた。
「アジアカップは空気感が全然違った。特にイラン戦の空気感は独特で、入りから飲み込んでくるというか、ロングボール、ハイプレス、デュエルのところで勢いよく来るのですが、まだそこで負けている部分があった。彼らは死に物狂いで追いかけてくるので、その時に自分たちが上回れるかが大事だと思ったし、いろんなプレッシャーがのしかかるなかでやれたというのが、確実にこれから生きてくると思います」
GKは経験がモノを言うポジション。荒木は若くして、その場に立たなければできない経験を着実に積み重ねている。だが、彼と話していると『年齢』を出されることに違和感を覚えているように感じた。
「年下だからとか僕も思っていないし、周りも思っていないと思う。年齢関係なしにキーパーは最後の砦なので、自分が全体を落ち着かせないといけないし、ゲームをコントロールしないといけない。フィールドの選手たちが安心して任せられるキーパーじゃないと、みんな思い切って力を発揮できないと思うので、そこは安定感を大事にしています」
すでにGKとしての自覚は確立されている。思えば日本代表の守護神である鈴木彩艶も、最年少の18歳で東京五輪のメンバーに選ばれ、昨年は21歳でアジアカップの全試合に出場を果たした。鈴木もその時、「周りは経験豊富な選手たちばかりですが、キーパーが自信を持ってプレーしないと。全体に与える影響は大きい。怯まずトライし続ける。この気持ちが大事だと思っています」と口にしたように、GKは常に凛とした態度とメンタルでゴールの前に立ち続けないといけない。
「鈴木選手はポテンシャルが凄まじいのはもちろんですが、コツコツと積み上げた結果が今だと思うので、そこに負けていられない。身体つきも素晴らしいですし、キックもどんどん成長しているイメージ。あそこまでいかないといけないと思っています」
志も高く、覚悟も固い。日本の将来を照らす守護神は、さらにストイックに己の道を一歩ずつ踏みしめていく。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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志も高く、覚悟も固い。日本の将来を照らす守護神は、さらにストイックに己の道を一歩ずつ踏みしめていく。
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