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Jクラブのスカウトから熱視線。“驚きの連続”ドリブラー山﨑絢心は、一気に日の目を見るステージまで引き上げられた

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2025年03月19日

タイプの違う2人のドリブラーから大きな刺激

 すでにJ1、J2併せて4クラブの練習に参加。「トランジションのところで動きが止まってしまうという指摘は複数のクラブで受けましたし、僕のポジショニングが悪くてボールを受けられなかったことも感じたので、まだまだ伸ばすべきところは多いと思いました」と、厳しい現実を突きつけられたが、それでも評価が落ちたわけではなく、唯一無二の武器の評価は高まりを見せている。

「課題は感じましたが、高卒でプロになりたいという気持ちはかなり強くなりました。だからこそ、どんな環境でも課題を解消する意識と武器を発揮する強い気持ちだけは持ち続けています。まだ遠慮が出ますが、そこは徐々に消していきたいと思っています」
 
 間違いなく山﨑の心には強烈な向上心の火が燃え上がっている。今回の高校選抜でもタイプの違う2人のドリブラーから大きな刺激を受けた。

「白井誠也(前橋育英)選手、安藤晃希(流通経済大柏)選手は選手権決勝で見ていた選手。安藤選手はすごく縦に仕掛けるイメージで、僕はボールを持った時に縦を消されてしまうと、自分から仕掛けなくなることもあるのですが、彼はそれでも縦に強気で仕掛けて行けるので凄いと思っています。白井選手はちょっとタッチが細かいので、真似できるか分からないのですが、あの切れ味の突破力は凄いなと思っています。本当に刺激になりましたし、ここで得たものと自分の武器をすり合わせながら、プロで通用するような選手になっていきたい」

 そう語る山﨑の目は輝いていた。昨年から「驚きの連続」と口にするが、それはただ彼の実力にふさわしい舞台が用意されたに過ぎない。富士市立を悲願の全国大会に導き、今度は全国で躍動したチームの選手としてU-18日本高校選抜に選出され、かつ上のステージに進むために。山﨑は今、右肩上がりの成長曲線の真っ只中にいる。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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