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開幕4連敗の岩政コンサが問われている。内容と結果の適正バランスを設定すべき状況。それでも絶対的に両方を同時に追求するなら――

カテゴリ:Jリーグ

斉藤宏則

2025年03月13日

高いハードルだからこそ挑む価値もある

 ひとつ勝てば流れが一変するのかもしれないが、流れが悪いならば悪いなりに勝点を拾えるのが本当に力のあるチームだ。札幌がそうしたチームであるのか否か。連敗中だからこそ問われてくる部分であり、クラブが「1年でのJ1復帰」を掲げているからには、見る側の基準もそこになる。併記すれば、昨季昇格を果たした清水はリーグ戦38試合で8敗、横浜FCは6敗、岡山は7敗だった。

「どんな形でもいいから勝てばいい、というサッカーをやろうとしているわけではない。それだけに難しい状況ですよね」と千葉戦後にある選手が口にした。そう、札幌は攻撃的なスタイルの構築を掲げ、岩政監督も「積極的にポジションチェンジをして、相手に分析されたとしても、その分析を上回るサッカーをしていきたい」と開幕前に話していた。

 クラブとしてのサッカースタイルを明確に打ち出し、勝敗以外の部分でも見どころを生み出そうという気概は本当に素晴らしいと思う。ただし、新監督のもと、J1昇格という結果のみならず充実した試合内容をも同時に追うというのは本当にハードルが高い。
 
 もちろん、高いハードルだからこそ挑む価値もあるのだろうが、現実として開幕4連敗となった今、内容と結果のどちらをどのくらい重視していくのかという部分の適正バランスを設定しなければならない状況だろう。

 それでも絶対的に両方を同時追求していくというのならば、それはそれでひとつの生き様として期待を寄せたいが、果たしてここからの札幌はどういったスタンスで戦っていくのか、興味深いところだ。

取材・文●斉藤宏則(フリーランス)

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