EUROで活躍中のモラタの買い戻しを発表したレアル・マドリーの思惑

カテゴリ:メガクラブ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2016年06月23日

ベンゼマとモラタがいればCFは戦力的には事足りる。

ユベントス側は1億2000万ユーロをポグバの移籍金の最低ラインに設定した模様。R・マドリーは高額出費を厭わない構えだが、そのオペレーションの成否は今夏の強化動向に大きな影響を及ぼしうる。(C)Getty Images

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 一方で、R・マドリーが前線の選手層に不安を抱えているのも事実。ヘセ・ロドリゲスは伸び悩んでいる印象が否めず、若いボルハ・マジョラルはまだ戦力として計算が立たない。

 モラタを転売した場合の後釜候補として、セビージャで開花を遂げたケビン・ガメイロなどの名が報じられているが、そのフランス代表FWを獲得するにしても、2000~3000万ユーロ(約24~36億円)程度の出費は避けられない。カンテラ出身でサポーターから人気のあるモラタを手放し、安くない移籍金を支払ってまで新たにバックアッパーを獲得するのは、得策ではない。

 そもそも、C・ロナウド、ベイルと阿吽の呼吸を見せるベンゼマとユベントスで一皮剥けたモラタがいれば、少なくともCFは戦力的には事足りる。レバンドフスキを獲得する必要性は小さい。中盤のグレードアップが望めるポグバを加えるとしても、本領を発揮しきれていないイスコやハメス・ロドリゲスを売却して獲得資金に充てるほうが理にかなっている。

 最終的にはマーケティングを重視するぺレス会長の意向が大きく影響し、本人の希望も無視できないが、一線級のFWへと成長を遂げたモラタの転売の妥当性は、高いとは言い難い。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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