「死闘でしたね。死闘だった」日本代表CBがELプレーオフであらためて実感した“一本の怖さ”。「20本、30本、デュエルに勝っても…」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年02月21日
試合前には“15年前の少年”の写真が蘭メディアでも話題に
それゆえに悔やまれるのが、延長前半2分、町田がトラオーレを止め切れずサイドアタックを許してしまったシーン。ここからトラオーレは敵陣深い位置までボールを運んでクロス。これがユニオンSGのCBバージェスの手に当たって、アヤックスにPKが与えられた。
「あの一本だけ、ちょっと奪いに行きたくなっちゃったんですね。20本、30本、デュエルに勝っても、あの一本だけね。PKはちょっと不運だったですけれど、それはちょっと後悔してます」
ホームにも関わらず、あっという間に第1レグのアドバンテージを失ったアヤックス。完全支配した試合に勝ったものの、ELを去ったユニオンSG。「あの一本」に泣いた町田――。このピッチに立った全員が「サッカーの怖さ」を思い知ったはずだ。
「そうですね。試合前から『フットボールはなんでも可能だ』という感じで僕らも話していた。『ビリーブ・イット(自分を信じて結果を手にしろ)』とみんなも話していた。自分たちを信じて戦ってこの結果だった。本当にあの一本、悔やんでます。ただ、それ以外にできたこともたくさんあったので、これを糧にしていきます」
「あの一本だけ、ちょっと奪いに行きたくなっちゃったんですね。20本、30本、デュエルに勝っても、あの一本だけね。PKはちょっと不運だったですけれど、それはちょっと後悔してます」
ホームにも関わらず、あっという間に第1レグのアドバンテージを失ったアヤックス。完全支配した試合に勝ったものの、ELを去ったユニオンSG。「あの一本」に泣いた町田――。このピッチに立った全員が「サッカーの怖さ」を思い知ったはずだ。
「そうですね。試合前から『フットボールはなんでも可能だ』という感じで僕らも話していた。『ビリーブ・イット(自分を信じて結果を手にしろ)』とみんなも話していた。自分たちを信じて戦ってこの結果だった。本当にあの一本、悔やんでます。ただ、それ以外にできたこともたくさんあったので、これを糧にしていきます」
試合前、ユニオンSGのSNSにはヨハン・クライフ・アレーナのピッチ脇で微笑む少年時代の町田浩樹と、試合前日練習でこの地を再び訪れた町田浩樹の写真がアップされ、試合後はオランダメディアが取材を申し込むなど大きな反響を招いていた。
「このときは(鹿島アントラーズの下部組織の一員として)大会で来ました。15年前、12歳、小6だったと思います。このときはアヤックスとかに0-6で負けた。インテルやアンデルレヒトともやって、いろんなチームにボコボコにされた。このスタジアムではなく、アムステルダム市内のピッチでやったんですが、本当に歯が立たずに何もできなかった。
それから15年経ってここに来て、(ELを)勝ち抜けなかったけれど、試合ではしっかり勝って本当に感慨深いです。『ヨーロッパのこの舞台に来たな』という思いと、まだまだこの先に進まないといけないという思いを今日の試合で感じました」
思い出深いヨハン・クライフ・アレーナで、町田浩樹はこの先、忘れることのできない悔しさと、ヨーロッパの大舞台でも高いパフォーマンスを発揮した手応えをしっかりと胸に刻み込んだ。
取材・文●中田 徹
【画像】15年前にヨハン・クライフ・アレーナを訪れた“町田少年”の当時の画像
【画像】“世界一美しいフットボーラー”に認定されたクロアチア女子代表FW、マルコビッチの魅惑ショットを一挙お届け!
「このときは(鹿島アントラーズの下部組織の一員として)大会で来ました。15年前、12歳、小6だったと思います。このときはアヤックスとかに0-6で負けた。インテルやアンデルレヒトともやって、いろんなチームにボコボコにされた。このスタジアムではなく、アムステルダム市内のピッチでやったんですが、本当に歯が立たずに何もできなかった。
それから15年経ってここに来て、(ELを)勝ち抜けなかったけれど、試合ではしっかり勝って本当に感慨深いです。『ヨーロッパのこの舞台に来たな』という思いと、まだまだこの先に進まないといけないという思いを今日の試合で感じました」
思い出深いヨハン・クライフ・アレーナで、町田浩樹はこの先、忘れることのできない悔しさと、ヨーロッパの大舞台でも高いパフォーマンスを発揮した手応えをしっかりと胸に刻み込んだ。
取材・文●中田 徹
【画像】15年前にヨハン・クライフ・アレーナを訪れた“町田少年”の当時の画像
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