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【総括】U-20アジア杯を戦った“新・調子乗り世代”の強みと課題は? 船越監督は要望「帰ってすぐファイティングポーズを取ってほしい」

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2025年03月01日

誰がピッチに立ってもレベルを維持できるように

決勝進出を懸けた豪州戦は0-2で敗戦。悔しい結果に終わった。写真:佐藤博之

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 一方で懸念材料もある。ピッチ内外で個性を存分に見せたが、ゲーム内容では不安が残る。

 タイとの初戦こそ3-0で快勝したが、2戦目以降は大苦戦。シリア戦(2-2)は終了間際に高岡のゴールで追いついたが、2度のリードを許した。続く韓国戦は引き分け以上でノックアウトステージ進出を自力で決められるシュチュエーションで、1-1のドローだったが、土壇場に市原のミスから失点。後味が悪い終わり方になった。

 イランとの準々決勝は試合の入りが悪く、またしても“劇場型”の試合運びでハラハラさせたのは記憶に新しい。オーストラリアとの準決勝は、これまで出場機会が少なかった選手たちが先発し、最後までギアが上がり切らずに0-2で敗れた。

 勢いづいている時は問題ない。だが、流れが悪い時になかなか好転させることができない。船越優蔵監督のマネジメントに課題もあるが、ともすれば選手たちの気質がそうさせているのかもしれない。

 また、主力組とサブ組の力量差も気になった。先述したとおり、オーストラリア戦はスタメンを大幅に変更。チャンスを得た選手たちは奮闘したが、それまでの戦いぶりと比べれば、どうしてもトーンダウンした感は否めなかった。誰がピッチに立ってもレベルを維持できるように。ボトムアップは急務だろう。
 
 U-20W杯まで約半年。時間は限られているが、船越監督はさらなる奮起を期待する。

「選手にも伝えたのは、もう帰ってすぐファイティングポーズを取ってほしいということ。Jリーグとか大学も、大変な時に代表へ送り出してくれている。これで終わって、帰ってからどこかが疲れているとか言っている場合ではない。この半年間にどんだけ伸びてこられるかが大事」

 ゴールは新たなスタート。次なる山を乗り越えるべく、ロス五輪世代の選手たちがここからどのように変化していくのか楽しみに待ちたい。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

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