良い意味で怖いもの知らずだった市原
中国で開催されているU-20アジアカップで、船越優蔵監督が率いる日本はグループステージを1勝2分けの成績で2位通過。ノックアウトステージの準々決勝ではイランをPK戦の末に下し、上位4か国に与えられるU-20ワールドカップの出場権を得た。次の目標はアジア王者。だが、準決勝のオーストラリア戦は0-2で敗北。ベスト4で大会を終えた。
本稿では船越ジャパンの全選手と指揮官を5段階評価(S→A→B→C→D)。“世界で戦う”を基準に、現地で取材したサッカーライターの松尾祐希氏にジャッジしてもらった。
【日本の戦績】
▼グループステージ
第1節:タイ戦 〇3-0
(得点者/石井久継、市原吏音、佐藤龍之介)
第2節:シリア戦 △2-2
(得点者/大関友翔、高岡伶颯)
第3節:韓国戦 △1-1
(得点者/神田奏真)
▼ノックアウトステージ
準々決勝:イラン戦 〇1(4PK3)1
(得点者/小倉幸成)
準決勝:オーストラリア戦 ●0-2
(得点者/なし)
――◆――◆――
本稿では船越ジャパンの全選手と指揮官を5段階評価(S→A→B→C→D)。“世界で戦う”を基準に、現地で取材したサッカーライターの松尾祐希氏にジャッジしてもらった。
【日本の戦績】
▼グループステージ
第1節:タイ戦 〇3-0
(得点者/石井久継、市原吏音、佐藤龍之介)
第2節:シリア戦 △2-2
(得点者/大関友翔、高岡伶颯)
第3節:韓国戦 △1-1
(得点者/神田奏真)
▼ノックアウトステージ
準々決勝:イラン戦 〇1(4PK3)1
(得点者/小倉幸成)
準決勝:オーストラリア戦 ●0-2
(得点者/なし)
――◆――◆――
■GK■
1中村圭佑[評価]D
出場記録:なし
第3GKとして、副キャプテンとして、縁の下の力持ちとして尽力。常に周りを鼓舞し、イランとのPK戦では誰よりもポジティブな声で仲間を励ました。
12後藤亘[評価]C
出場記録:1試合(先発1)・2失点
準決勝で今大会初出場。試合勘の不足を露呈したか、シュートストップのミスで得点を与えてしまった。スキルの高さは確かなだけに、本大会までどこまで状態を上げられるか。
23荒木琉偉[評価]B
出場記録:4試合(先発4)・4失点
GK陣で最年少の守護神は、ハイボールの強さと安定したシュートストップで勝利に貢献。一方で中途半端な飛び出しでピンチを招くシーンもあり、状況判断に関しては改善の余地を残した。
■DF■
2梅木怜[評価]A
出場記録:5試合(先発3)・0得点
右SBを主戦場とし、状況に応じて左SBや右サイドハーフでもプレー。持ち前の推進力に加え、身体を張ったタフな守りで大柄なアタッカーにも対抗。今後の飛躍に期待を抱かせるパフォーマンスだった。
3髙橋仁胡[評価]S
出場記録:5試合(先発4)・0得点
簡単に当たり負けせず、豊富な運動量で何度も左サイドを上下動。イラン戦でもデュエルで逞しく戦った。ハートの強さも見せ、前回のU-20代表に飛び級で参戦した実力をいかんなく発揮した。
4喜多壱也[評価]A
出場記録:4試合(先発4)・0得点
190センチの大型CBは、自慢の左足で攻撃の起点となった。課題だった空中戦でも、うまく身体を入れて競り勝つ場面も。ポジショニングは見直すところもあるが、進化の跡は示した。
5市原吏音[評価]A
出場記録:4試合(先発4)・1得点
キャプテンとしてチームを束ね、W杯出場に導く。良い意味で怖いもの知らずで、仲間に勇気を与える言動で先頭に立った。プレー面ではクレバーに守り、能力の高さを存分に見せつけた。
15塩川桜道[評価]C
出場記録:1試合(先発1)・0得点
タイとの初戦で先発。強みのエアバトルで最終ラインを助け、地上戦でもブレずに戦い続けた。しかし、以降は出番がなく、歯痒い想いを味わう大会に。
16桒原陸人[評価]C
出場記録:3試合(先発1)・0得点
副キャプテンのひとりに任命され、主にサブ組を牽引。常にチームメイトに前向きな声掛け。ピッチ上ではSBとボランチで起用されたが、強度不足が目についた。
18布施克真[評価]C
出場記録:4試合(先発2)・0得点
フィジカルの強さと良質なクロスが光る試合もあり、両SB、ボランチ、左サイドハーフをこなす汎用性も。ただ、対世界の基準で考えれば、個のスキルがやや物足りなかった。
19土屋櫂大[評価]C
出場記録:2試合(先発2)・0得点
シリア戦では3バックの一角で先発し、オーストラリア戦では4バックのCBでプレー。賢く守ったが、背後を取られる回数が多く、ボディコンタクトで太刀打ちできない場面も目立った。
【画像】華やかなコスチュームでエール! 大会を彩る韓国女子サポを特集!
1中村圭佑[評価]D
出場記録:なし
第3GKとして、副キャプテンとして、縁の下の力持ちとして尽力。常に周りを鼓舞し、イランとのPK戦では誰よりもポジティブな声で仲間を励ました。
12後藤亘[評価]C
出場記録:1試合(先発1)・2失点
準決勝で今大会初出場。試合勘の不足を露呈したか、シュートストップのミスで得点を与えてしまった。スキルの高さは確かなだけに、本大会までどこまで状態を上げられるか。
23荒木琉偉[評価]B
出場記録:4試合(先発4)・4失点
GK陣で最年少の守護神は、ハイボールの強さと安定したシュートストップで勝利に貢献。一方で中途半端な飛び出しでピンチを招くシーンもあり、状況判断に関しては改善の余地を残した。
■DF■
2梅木怜[評価]A
出場記録:5試合(先発3)・0得点
右SBを主戦場とし、状況に応じて左SBや右サイドハーフでもプレー。持ち前の推進力に加え、身体を張ったタフな守りで大柄なアタッカーにも対抗。今後の飛躍に期待を抱かせるパフォーマンスだった。
3髙橋仁胡[評価]S
出場記録:5試合(先発4)・0得点
簡単に当たり負けせず、豊富な運動量で何度も左サイドを上下動。イラン戦でもデュエルで逞しく戦った。ハートの強さも見せ、前回のU-20代表に飛び級で参戦した実力をいかんなく発揮した。
4喜多壱也[評価]A
出場記録:4試合(先発4)・0得点
190センチの大型CBは、自慢の左足で攻撃の起点となった。課題だった空中戦でも、うまく身体を入れて競り勝つ場面も。ポジショニングは見直すところもあるが、進化の跡は示した。
5市原吏音[評価]A
出場記録:4試合(先発4)・1得点
キャプテンとしてチームを束ね、W杯出場に導く。良い意味で怖いもの知らずで、仲間に勇気を与える言動で先頭に立った。プレー面ではクレバーに守り、能力の高さを存分に見せつけた。
15塩川桜道[評価]C
出場記録:1試合(先発1)・0得点
タイとの初戦で先発。強みのエアバトルで最終ラインを助け、地上戦でもブレずに戦い続けた。しかし、以降は出番がなく、歯痒い想いを味わう大会に。
16桒原陸人[評価]C
出場記録:3試合(先発1)・0得点
副キャプテンのひとりに任命され、主にサブ組を牽引。常にチームメイトに前向きな声掛け。ピッチ上ではSBとボランチで起用されたが、強度不足が目についた。
18布施克真[評価]C
出場記録:4試合(先発2)・0得点
フィジカルの強さと良質なクロスが光る試合もあり、両SB、ボランチ、左サイドハーフをこなす汎用性も。ただ、対世界の基準で考えれば、個のスキルがやや物足りなかった。
19土屋櫂大[評価]C
出場記録:2試合(先発2)・0得点
シリア戦では3バックの一角で先発し、オーストラリア戦では4バックのCBでプレー。賢く守ったが、背後を取られる回数が多く、ボディコンタクトで太刀打ちできない場面も目立った。
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