【総体出場校】群馬・前橋商|多彩なアタックで「ゼブラ軍団」が復活の狼煙を上げる

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2016年06月21日

「伝統ある黒と白の縦縞のユニホームにずっと憧れていた」

延長後半の5分に決勝弾を叩き込んだ星野。鮮やかなダイレクトボレーで試合を決めた。写真:安藤隆人

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 逆転勝利で前評判通りに全国の切符を手にした『ゼブラ軍団』。
 
「全国に向けてやるべき課題は多い。特にボランチからの組み立てはもっと重点的にやらないといけない。でも、今年のチームは前線に打開できる選手がいるし、全体の守備も高い。しっかりと積み上げていきたい」
 
 自身もゼブラ軍団出身であり、コンサドーレ札幌とヴァンフォーレ甲府でプレーしていた元Jリーガー・笠原恵太監督にとって、監督就任3年目にして初の全国大会。手応えを掴みながらも、しっかりと手綱を締めることを忘れなかった。
 
「前橋育英を倒して全国に行くために、前橋商に来た。伝統ある黒と白の縦縞のユニホームにはずっと憧れていたし、僕らがこのユニホームを着て、絶対に全国に出るんだと思っていた。今回は前橋育英との対戦はなかったけど、群馬代表として、自分が攻撃のリーダーとしてもっと成長して、全国で勝ちたい」(星野)
 
 選手権では4強2回、高円宮杯全日本ユース(現・高円宮杯プレミアリーグ)準優勝1回を誇るゼブラ軍団は、笠原監督をはじめ、高橋秀人(FC東京)、岩上祐三(大宮)ら多くのJリーガーを輩出して来た。そうした実績は今も「伝統」として選手たちの支えになっている。まずは念願の全国出場を実現させたゼブラ軍団。全国の舞台でも持ち前の攻撃力で快進撃を見せるつもりだ。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
 
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