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2025年のテーマは「今を生きる」。選手から社長代行兼GMになって激変した生活【細貝萌の生き様】

カテゴリ:連載・コラム

元川悦子

2025年02月20日

都内で仕事→1時間半だけ寝てオフィスへ行った日も

 サッカークラブは現場第一。細貝もそれをよく理解しているが、今の彼はそれだけを考えていればいいわけではない。スポンサーや自治体と良好な関係性を築き、自身の知名度を活かしたメディア露出なども積極的に行なわなければいけない。多種多彩な仕事が重なって、最近は睡眠時間を削って動き回ることも少なくないようだ。

「たとえば、(取材日の)2月13日を例に取ってみると、朝からザスパークに行って自分の仕事を片づけてから、以前からスポンサードしてくださっている前橋市の共愛学園前橋国際大学を訪問。戻ってから取材対応し、15時過ぎと16時過ぎから社内会議をこなし、18時からスポンサーとの会議があって、その後、会食に同席するというスケジュールです。

 僕は選手時代から時間に追われたくないタイプだったんで、朝は早めにオフィスに到着していたい。時には朝6時過ぎにはザスパークにいて、書類に目を通すこともあります。2月1日から正式に今のポジションに就いたので、書類に判を押すことも少なくない。そういう作業は空いている時間にこなしておきたいので、やっぱり動き出しは早い方がいいですね」と、細貝は規律正しい男らしいルーティンを明かしていた。
 
 それ以外に東京都内でのテレビ出演やイベントなどの仕事が入ってくると、さらにハードスケジュールになってくる。1月以降、ドイツ・ブンデスリーガの解説なども請け負っているため、深夜に出演し、終わってすぐ群馬へ戻り、4時に帰宅し、1時間半だけ寝てオフィスへ行った日もあったという。

「僕はメディアの仕事を引き受けたり、取材に応じたりするのも、やっぱりザスパの認知度をアップさせたいから。僕を通してより多くの人がこのクラブのことを知り、応援してくれるようになれば一番良い。そう考えて、今はとにかく走れるだけ走ろうと思っています」

 こう目を輝かせる細貝の2025年のテーマは「今に生きる」。今、できることを一つひとつこなしていくというのは、ある意味、選手時代と同じかもしれない。彼らしいスタンスで新たなキャリアを一つひとつ積み上げていくつもりだ。

※第1回終了(全3回)

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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