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「苦しんだ。みんな疑いの目を…」今年は違う? 期待したい36歳でMVP級の活躍。5発快勝のダービーで香川真司が見せた原点回帰

カテゴリ:Jリーグ

河治良幸

2025年02月17日

「別人のようにキャンプからレベルが1つ違ってた」同僚は?

今季からC大阪を率いるパパス監督。2019年にコーチとして横浜のJ1制覇に貢献した。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 決勝点となったチーム3点目は、左サイドから阪田澪哉が切り込んでのシュートが一度は中谷にブロックされたが、リバウンドをボックス内で拾った香川が蹴り込む形だった。

「個人としてもチームとしても、どれだけペナに入っていけるかがすごい重要」と感じている背番号8はこのシーンでも、セレッソが左の展開からボールを縦に運ぶ間に、中央を70メートルぐらい走ってゴール前まで顔を出している。パパス監督はポゼッションをベースとしながらも、そういう前向きなフットボールでボランチにも積極的な走り込みを認めている。

 香川もボランチとして組み立ての中心にはなれるが、そこのスペシャリストであり、守備のカバー範囲も広い相棒の田中に、軸のところはある程度任せながら、自身はどんどん前目に絡んでいくという基本スタンスが伝わってきた。
 
 北野の活躍に関しては「この2年、北野を見てきたけど、僕の中では1番、別人のようにキャンプからちょっとレベルが1つ違ってたので。試合前からお前はいつも通りやれば、必ず結果を出せると話して」と兄貴分的な役回りを覗かせるが、今シーズンは個人としても結果に向き合うことで、セレッソの勝利に貢献したいという意欲も伝わってくる。

「今年、どれだけ自分がやれるか、個人として大きな自信はありますけど、やっぱり去年なかなか苦しんだところはあったので。みんなそういう疑いの目を持ってくるでしょうし、それは結果で、パフォーマンスで跳ね除けていくしかないので。そういう意味では良いスタートを切れたことは本当に良かった」

 これまで30代の半ばから後半にJリーグのMVPを獲得した選手は数多く、35歳で獲得した中村俊輔氏もその1人。香川も豊富な経験を得た上で、新監督の”アタッキングフットボール”に攻撃のビジョンとクオリティを注入しながら、原点回帰とも言える動き出しで、積極的にゴールにも関わっていく。そうした意気込みを強く感じさせられるダービーでの躍動ぶりだった。

取材・文●河治良幸

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