「ボランチですけど、いかに前に入っていけるか」
セレッソ大阪は開幕戦の大阪ダービーで、ガンバ大阪を相手に5−2の歴史的勝利を飾った。アーサー・パパス監督にとってはセレッソ初陣での勝利となったなか、ボランチのポジションから攻撃面で効果的な仕事をしたのが、来月に36歳になる香川真司だ。
アンジェ・ポステコグルー監督(現トッテナム)が率いていた時期の横浜F・マリノスで、コーチとして2019年のJ1制覇を経験しているオーストラリア人指揮官は、セレッソに”アタッキングフットボール”を植え付けることを掲げる。
大阪ダービーでも、アウェーで相手のプレッシャーに怯むことなくボールを動かす。そこに香川も関わり、特に起点となりながら、タイミングよく前に出ていく。
北野聡太による7分の先制ゴールは香川がアシストした形だが、そこに至るプロセスにも香川らしさが凝縮されていた。セレッソはガンバのプレスを一度右側に引きつけてから、左センターバックの畠中槙之輔が前を向いてボールを受けると、香川はやや内側のポジションで相手ボランチのネタ・ラヴィを引き付けて縦のパスコースを作る。
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アンジェ・ポステコグルー監督(現トッテナム)が率いていた時期の横浜F・マリノスで、コーチとして2019年のJ1制覇を経験しているオーストラリア人指揮官は、セレッソに”アタッキングフットボール”を植え付けることを掲げる。
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北野聡太による7分の先制ゴールは香川がアシストした形だが、そこに至るプロセスにも香川らしさが凝縮されていた。セレッソはガンバのプレスを一度右側に引きつけてから、左センターバックの畠中槙之輔が前を向いてボールを受けると、香川はやや内側のポジションで相手ボランチのネタ・ラヴィを引き付けて縦のパスコースを作る。
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そして畠中から縦に出たグラウンダーのボールを北野が左に流れながら受けたところで、ガンバの守備の要である中谷進之介が潰しにきたが、北野はシンプルに落とし、左サイドバックから手前スペースに進出してきた船木翔がボールを受けてそのまま中に流れる。それに連動した香川が、ボールがさらに右側で展開される間に、相手のディフェンスラインと中盤の間に生じたスペースに走り込んだ。
舩木から右スペースで受けた奥田勇斗が、ゴール前中央のラファエル・ハットンに出すと、ガンバの左センターバックである福岡将太と中谷と入れ替わりで中に絞った半田陸に挟まれて、ハットンは潰される形になったが、半田が上手くコントロールできずにこぼれたボールを香川が抜け目なく拾うと、カバーに入った中谷がタックルに来る一瞬前に、左でフリーとなった北野にラストパスを通した。
香川自身はPKをもらってもおかしくないシーンだったが、レフェリーに流される形で北野のゴールが決まった。香川は「あれもゴール前に入っていくスプリントであったり、そういうところを意識したなかで、前に転がって来ました。あそこに入っていかなきゃ何も生まれないのと同時に、自分はああいうところで結果を残してきた自負がある」と振り返る。
「ボランチですけど、いかに前に入っていけるかを非常に求められているし、(田中)駿汰と組みましたけど、彼は非常に上手くバランスを取りながら、賢くサッカーできる。自分が前に重心を持ってやっていけるんじゃないかとやりながら感じたので。そういう場面が今後増えていけば、結果がついてくるのかなと思います」
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舩木から右スペースで受けた奥田勇斗が、ゴール前中央のラファエル・ハットンに出すと、ガンバの左センターバックである福岡将太と中谷と入れ替わりで中に絞った半田陸に挟まれて、ハットンは潰される形になったが、半田が上手くコントロールできずにこぼれたボールを香川が抜け目なく拾うと、カバーに入った中谷がタックルに来る一瞬前に、左でフリーとなった北野にラストパスを通した。
香川自身はPKをもらってもおかしくないシーンだったが、レフェリーに流される形で北野のゴールが決まった。香川は「あれもゴール前に入っていくスプリントであったり、そういうところを意識したなかで、前に転がって来ました。あそこに入っていかなきゃ何も生まれないのと同時に、自分はああいうところで結果を残してきた自負がある」と振り返る。
「ボランチですけど、いかに前に入っていけるかを非常に求められているし、(田中)駿汰と組みましたけど、彼は非常に上手くバランスを取りながら、賢くサッカーできる。自分が前に重心を持ってやっていけるんじゃないかとやりながら感じたので。そういう場面が今後増えていけば、結果がついてくるのかなと思います」
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