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昨季5位の鹿島で「改善しなきゃいけないポイント」。重要なのは開幕してからの積み上げ【中田浩二FDに聞く①】

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2025年02月12日

雰囲気は確かに昨年より良くなっているようだ

実績は十分の鬼木新監督。その手腕に注目が集まる。写真:永島裕基

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 鬼木監督の招聘も「新たな鹿島を作る」という強い意気込みの表われだという。

「オニさんは川崎でタイトルを獲られている監督。『新しい鹿島を作っていこう』という僕の思いを聞き入れ、引き受けてくれました。ただ、川崎と同じようなサッカーをやってほしいとは思っていません。鹿島が今まで築いてきたもの、プラス、もっと自分たちで主導権を握りながら攻撃的に戦えるような形ができればいい。その方向でチーム作りを進めてもらっています」と、強化部としては新体制の動向を慎重に見極めている最中のようだ。

 今季の鹿島はL・セアラと鈴木優磨、荒木遼太郎と田川享介というように、アタッカー人だけを見ても大物タレントが何人もいる。彼らへの期待値は高まる一方だ。

 けれども、宮崎キャンプや2月1日の水戸ホーリーホック戦を見る限りでは、まだ連係面がぎこちなく、全員が力を発揮できる状態に至っていないようにも見受けられる。それを中田FDも認めたうえで、重要なのは開幕してからの積み上げだと考えている様子だ。
 
「最初から全部がうまくいくわけじゃないし、少しずつハマってくれればいいと思っています。良い部分も出てきているので、あとは開幕してどうなのか。スタートから全部うまくいったら、『オニさん、どれだけ凄いの』っていう話になっちゃいますからね(笑)。

 今のところ、積み上げるべき部分はしっかりと積み上げているから、そんなに心配はしていません。最初、(連係面などが)あまりうまくいかなかったとしても、ポイントを積み上げていけば、それが自信になっていく可能性もあるから、やっぱりスタートが大事になってくると思っています」と彼は静かに言う。

 開幕前の時点で、今季の鹿島がどういう道を辿るかは何とも言い切れない部分がある。ただ、全体練習後に選手たちが自主トレーニングに励む姿などを見ていれば、雰囲気は確かに昨年より良くなっているようだ。

 開幕戦4日前の2月11日にしても、鬼木監督はボールコントロールや4対4、ボックス内の攻防など2時間みっちり練習。その後にはFW陣が柳沢敦コーチの周りに集まって、シュートの感覚や動きを確認したり、鬼木監督と小池らがじっくり話をする姿も見受けられ、全員から「うまくなりたい」「強くなりたい」という意気込みが色濃く感じられた。

「今の選手たちは、オニさんの指示を一生懸命に聞こうとする意識がものすごく高いし、全体練習後の居残り練習へのモチベーションも高い。今は鬼木監督効果が良い方向に出ているので、それを結果につなげていけるようにしたいですね」と、中田FDは努めて前向きに言う。
 
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