新指揮官の招聘、積極的な選手補強も
2月15日の湘南ベルマーレ戦を皮切りに、鬼木達新監督が率いる新生・鹿島アントラーズの新たなる挑戦がスタートする。
2016年のJ1と天皇杯の優勝を最後に、8シーズンも国内タイトルから遠ざかっている現状は、クラブに関わる誰もが納得できていない部分。特に2020年以降、ザーゴ、相馬直樹、レネ・ヴァイラー、岩政大樹、ランコ・ポポヴィッチ、中後雅喜と5年連続で監督交代が起きている点は異常事態とも言っていい。
開幕前に合同取材に応じたクラブレジェンドの中田浩二フットボールダイレクターは「確かにあんまり印象が良くないですよね。これだけ監督は代わるっていうのは。選手にとっても良くないし、改善しなきゃいけないポイントだと思っています」と神妙な面持ちでコメントしていた。
中長期的に勝てるチームを構築していくことを念頭に置き、今季は川崎で国内7冠獲得の名将を招聘。選手補強も積極的に行なった。
「僕の立場としては中長期的に見ていかなければいけない部分もありますけど、鹿島というクラブはタイトルを取らなきゃいけない。それを両立する難しさはありますが、今年優勝という意識は変わっていない」と断言。貪欲に頂点を狙っていく覚悟を口にした。
2016年のJ1と天皇杯の優勝を最後に、8シーズンも国内タイトルから遠ざかっている現状は、クラブに関わる誰もが納得できていない部分。特に2020年以降、ザーゴ、相馬直樹、レネ・ヴァイラー、岩政大樹、ランコ・ポポヴィッチ、中後雅喜と5年連続で監督交代が起きている点は異常事態とも言っていい。
開幕前に合同取材に応じたクラブレジェンドの中田浩二フットボールダイレクターは「確かにあんまり印象が良くないですよね。これだけ監督は代わるっていうのは。選手にとっても良くないし、改善しなきゃいけないポイントだと思っています」と神妙な面持ちでコメントしていた。
中長期的に勝てるチームを構築していくことを念頭に置き、今季は川崎で国内7冠獲得の名将を招聘。選手補強も積極的に行なった。
「僕の立場としては中長期的に見ていかなければいけない部分もありますけど、鹿島というクラブはタイトルを取らなきゃいけない。それを両立する難しさはありますが、今年優勝という意識は変わっていない」と断言。貪欲に頂点を狙っていく覚悟を口にした。
その前段階として、まず2024年を総括すると、昨季は総得点60・総失点41の勝点65で5位という結果だった。ポポヴィッチ監督が率いていた前半戦はFC町田ゼルビアに次ぐ2位につけていたが、8~9月にかけて6試合未勝利と停滞。有力な得点源の1つになっていた濃野公人の怪我もあり、得点力不足が顕著となっていった。
10月に中後監督が後を引き継いでからは守備の再構築に取り組み、6戦無敗という結果に終わったものの、課題も少なくなかったと言っていい。
「(特にポポヴィッチ監督の時は)メンバーが固定されていた。佐野海舟(現マインツ)の移籍もあって誰かが欠けたり、怪我人が出たりして、チームが変わってしまうというのはあった。夏場の暑さで選手の疲労も溜まるなか、サブの選手が出る機会も少なく、モチベーションも競争意識も薄れてしまった。それで夏以降に失速し、チームの底上げもなかなかできずに1年間、終わってしまったという反省があります。
その課題を改善すべく、練習からもっと競争しながら、誰が出ても戦えるようなチームを作っていかなければいけない。そう考えて、今季は選手の厚みを増やそうと、レオ(・セアラ)や(キム・)テヒョン、リュウ(小池龍太)といった選手に来てもらった。僕が現役だった時もそうですけど、練習からの競争がないとダメ。常に厳しい環境を作れるように補強ポイントを定めながら、選手を獲得したつもりです」と中田FDは言う。
【画像】ゲームを華やかに彩るJクラブ“チアリーダー”を一挙紹介!
10月に中後監督が後を引き継いでからは守備の再構築に取り組み、6戦無敗という結果に終わったものの、課題も少なくなかったと言っていい。
「(特にポポヴィッチ監督の時は)メンバーが固定されていた。佐野海舟(現マインツ)の移籍もあって誰かが欠けたり、怪我人が出たりして、チームが変わってしまうというのはあった。夏場の暑さで選手の疲労も溜まるなか、サブの選手が出る機会も少なく、モチベーションも競争意識も薄れてしまった。それで夏以降に失速し、チームの底上げもなかなかできずに1年間、終わってしまったという反省があります。
その課題を改善すべく、練習からもっと競争しながら、誰が出ても戦えるようなチームを作っていかなければいけない。そう考えて、今季は選手の厚みを増やそうと、レオ(・セアラ)や(キム・)テヒョン、リュウ(小池龍太)といった選手に来てもらった。僕が現役だった時もそうですけど、練習からの競争がないとダメ。常に厳しい環境を作れるように補強ポイントを定めながら、選手を獲得したつもりです」と中田FDは言う。
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