「やっぱり大事なのは距離感」
田川の方はスピードという強みを押し出す意識が色濃く出ていた。「自分のストロングは裏抜け」と彼は自信を見せる。それだけでなく、背後の動きだけでなく、24分に見せたドリブル突破からのシュートのように、自ら打開していけるところも示していた。これは評価していい点だろう。
さらに言うと、右からクロスが入った時、田川がゴール前に詰めることで、鈴木、L・セアラという3枚の強力FWが競りに行ける。これはかなりの脅威になりそうだ。
「逆サイドからのクロスには絶対に入らなきゃいけない。それは意識づけられているんで、そのへんも考えながらやれたらいい」と本人も非常にポジティブだった。
後半は田川が2トップ、鈴木が左MFに回ったが、右で崩してクロスという形はその陣容でも有効だろう。
「入れ替えは監督の指示。臨機応変にポジションチェンジしてもいいと言ってくれているので、あとは精度を上げないといけない」と鈴木も話していた。加えて、ピッチ上で選手たちが密に意思統一を図り、お互いを活かし合う形を作っていくしかない。
63分に徳田誉が出てきたところで、水戸戦の前線4枚の豪華タレントユニットは終わった。結局、彼らが絡んだ得点はなく、完成形が見えたとは言い切れないものがあった。
鬼木監督のサッカーは、守備のタスクや規律は明確に定められているものの、攻撃の方は一人ひとりに与えられる自由度が高い。その分、選手たちが迷いながらプレーするケースが多くなりがちなのだろう。
さらに言うと、右からクロスが入った時、田川がゴール前に詰めることで、鈴木、L・セアラという3枚の強力FWが競りに行ける。これはかなりの脅威になりそうだ。
「逆サイドからのクロスには絶対に入らなきゃいけない。それは意識づけられているんで、そのへんも考えながらやれたらいい」と本人も非常にポジティブだった。
後半は田川が2トップ、鈴木が左MFに回ったが、右で崩してクロスという形はその陣容でも有効だろう。
「入れ替えは監督の指示。臨機応変にポジションチェンジしてもいいと言ってくれているので、あとは精度を上げないといけない」と鈴木も話していた。加えて、ピッチ上で選手たちが密に意思統一を図り、お互いを活かし合う形を作っていくしかない。
63分に徳田誉が出てきたところで、水戸戦の前線4枚の豪華タレントユニットは終わった。結局、彼らが絡んだ得点はなく、完成形が見えたとは言い切れないものがあった。
鬼木監督のサッカーは、守備のタスクや規律は明確に定められているものの、攻撃の方は一人ひとりに与えられる自由度が高い。その分、選手たちが迷いながらプレーするケースが多くなりがちなのだろう。
だからこそ、ピッチ上でのすり合わせが不可欠。前線のリーダーである鈴木が中心となって、どうすれば効果的にゴールに向かえるかを話し合い、最適解を見出すことが重要だろう。
「宮崎キャンプに比べれば、少しずつ息は合ってきていると。そういうなかで前を選択するのか、食いつかせて背後なのかっていう使い分けをもっとチームで突き詰めていく必要があるかなと思います。
やっぱり大事なのは距離感。距離感が悪い時はミスが増えて、カウンタープレスも利かない。良い時は2次カウンターもできる。オニさんもそのことはすごく言ってますけど、それも意識しないといけないですね」
鈴木はこう語気を強めたが、残り2週間で攻撃陣のこの4人の関係性がどうなっていくのかは非常に興味深い点だ。彼らで戦えるメドがつけば理想的だが、指揮官が師岡柊生や樋口雄太ら黒子にもなれるタイプをはめ込んで開幕を迎える可能性も少なくない。
湘南戦まで残り2週間。鹿島の前線4枚の行方が大いに気になる。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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やっぱり大事なのは距離感。距離感が悪い時はミスが増えて、カウンタープレスも利かない。良い時は2次カウンターもできる。オニさんもそのことはすごく言ってますけど、それも意識しないといけないですね」
鈴木はこう語気を強めたが、残り2週間で攻撃陣のこの4人の関係性がどうなっていくのかは非常に興味深い点だ。彼らで戦えるメドがつけば理想的だが、指揮官が師岡柊生や樋口雄太ら黒子にもなれるタイプをはめ込んで開幕を迎える可能性も少なくない。
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