過去2年間のベースを活かし、戦術の幅を広げていきたい
もう1つのポイントは、後ろからの優位性を作ること。それは30日の練習でも取り組んでいた点だ。この日は途中から攻撃陣とボランチ&DF陣の2グループに分かれる形になり、ポヤトス監督はボランチ&DF陣に対して自ら指導。パスのつなぎ、立ち位置、それぞれの関係性などを身振り手振りで熱っぽく語りかけていたのだ。
「ダニからは『後ろから優位性を持ってボールを運んでくれ』というのは口酸っぱく言われています」と中谷も語っている。最後尾からミスのない組み立てができるようになれば、敵をグッと押し込むことができるし、チーム全体に余裕が生まれる。個々のストロングも発揮しやすくなる。
もう一段階上の領域に到達すべく、彼らは過去2年間のベースを活かしながら、チームとしての幅を広げていく必要があるのだ。
「ダニからは『後ろから優位性を持ってボールを運んでくれ』というのは口酸っぱく言われています」と中谷も語っている。最後尾からミスのない組み立てができるようになれば、敵をグッと押し込むことができるし、チーム全体に余裕が生まれる。個々のストロングも発揮しやすくなる。
もう一段階上の領域に到達すべく、彼らは過去2年間のベースを活かしながら、チームとしての幅を広げていく必要があるのだ。
そのうえで、レンタルバックした南野や唐山翔自、神村学園高から加入したスーパールーキーの名和田我空ら若い世代がブレイクし、下からの突き上げを見せることが肝要だ。今年33歳になる宇佐美を彼らが脅かすようになれば、チームに新たな活力が生まれるのは間違いない。
スペインのエスパニョールやアトレティコ・マドリー、レアル・マドリーで長く育成年代に携わってきた指揮官は、20歳前後の世代を伸ばす手腕に長けている。その能力と経験値を遺憾なく発揮することで、2025年のG大阪には新たな風が吹くだろう。そうなることを祈りつつ、大阪ダービーの開幕戦を楽しみに待ちたいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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