「自分も負けてられない!」同胞の刺激を受け、先発落ちの苦難を乗り越えた22歳日本人MFが“鮮烈ゴラッソ”で存在感!「オランダに来て、プレー時間が一番長かった」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年01月27日
ラストワンプレーのスライディングタックルで、指揮官への答えを示す
AZ戦の4日前、三戸は上田綺世(フェイエノールト)がチャンピオンズ・リーグ(CL)の舞台でバイエルン相手にゴールを決めたシーンをスタジアムで目撃していた。1月22日にはスパルタのチームメイトだった斉藤光毅(QPR)がチャンピオンシップ(イングランド2部)で初ゴールを決めたことにも刺激を受けた。
「この試合に臨む前にフェイエノールトの試合を見に行きました。そこで綺世くんが得点を決めました。先週、斉藤光毅選手も点を取った。ヨーロッパに来ている日本人選手が点を取ったりしているのを見て『自分も負けてられない』と思った。AZ戦の前も『自分が点を取りたい。自分も活躍したい』という思いがあった。あと毎熊選手とのマッチアップも楽しみにしてました。そういう気持ちで臨んだゲームだったからこそ、あのゴールが生まれたと思います」
後半アディショナルタイム2分、左CKを得たAZはファーポストで毎熊が高打点のヘッドで折り返してフースにつなぎ、CFメックス・メールディンクが左足ボレーを決めて1-1に追いついた。しかしスパルタは2分後にスフーレンのゴールですかさず2-1と勝ち越し。三戸は後半アディショナルタイム5分で交代し、リーグ戦では9月21日の対RKC戦(2-1)以来、本当に久しぶりの勝利をベンチから見届けた。
「劇的でしたね。ここで勝てたのは良かった。自分も記録を昨日見て、『こんなに勝ってないんだ』と思ってました。 やっと勝てたという感じです」
第15節のNAC戦ではチームが2点のビハインドを負っているのに、三戸に出番はなかった。アタッカーにとってはなかなかの屈辱だ。しかしAZ戦では足が攣りそうなのに、マウリス・スタイン監督は交代カードを2枚残しながら、三戸を95分間ピッチに立たせ続けた。ラストワンプレーで三戸が仕掛けたAZのCBへのスライディングタックルは、突きつけられたあらゆる課題に対する、指揮官への答えだった。
「オランダに来て、プレー時間は今日が一番長かったと思います。今季前半は出られなかった時期があった。昨シーズンは出ていても自分が満足するプレーはなかった。今日はプレーした時間も長かったし、結果も残すことができました。前半はちょっと動けなかったですけれど、成長を感じることができました。ここから上を目ざしていきたいと思います」
「この試合に臨む前にフェイエノールトの試合を見に行きました。そこで綺世くんが得点を決めました。先週、斉藤光毅選手も点を取った。ヨーロッパに来ている日本人選手が点を取ったりしているのを見て『自分も負けてられない』と思った。AZ戦の前も『自分が点を取りたい。自分も活躍したい』という思いがあった。あと毎熊選手とのマッチアップも楽しみにしてました。そういう気持ちで臨んだゲームだったからこそ、あのゴールが生まれたと思います」
後半アディショナルタイム2分、左CKを得たAZはファーポストで毎熊が高打点のヘッドで折り返してフースにつなぎ、CFメックス・メールディンクが左足ボレーを決めて1-1に追いついた。しかしスパルタは2分後にスフーレンのゴールですかさず2-1と勝ち越し。三戸は後半アディショナルタイム5分で交代し、リーグ戦では9月21日の対RKC戦(2-1)以来、本当に久しぶりの勝利をベンチから見届けた。
「劇的でしたね。ここで勝てたのは良かった。自分も記録を昨日見て、『こんなに勝ってないんだ』と思ってました。 やっと勝てたという感じです」
第15節のNAC戦ではチームが2点のビハインドを負っているのに、三戸に出番はなかった。アタッカーにとってはなかなかの屈辱だ。しかしAZ戦では足が攣りそうなのに、マウリス・スタイン監督は交代カードを2枚残しながら、三戸を95分間ピッチに立たせ続けた。ラストワンプレーで三戸が仕掛けたAZのCBへのスライディングタックルは、突きつけられたあらゆる課題に対する、指揮官への答えだった。
「オランダに来て、プレー時間は今日が一番長かったと思います。今季前半は出られなかった時期があった。昨シーズンは出ていても自分が満足するプレーはなかった。今日はプレーした時間も長かったし、結果も残すことができました。前半はちょっと動けなかったですけれど、成長を感じることができました。ここから上を目ざしていきたいと思います」
毎熊とは試合中、話すこともあったという。
「お互いに嫌がってましたね。自分も毎熊さんはアップダウンが激しいので嫌だった。本当にすごい。タフだと思います。僕も今日は気合が入っていた。楽しかったです」
日本屈指の右SB、毎熊との見応え十分のマッチアップに、ゴラッソという結果も付いてきた。22歳のサイドアタッカーが成長した暁には、「このAZ戦が三戸のターニングポイントになった」と振り返る日が来るのかもしれない。
取材・文●中田 徹
【動画】三戸舜介がスパルタ戦で決めた“鮮烈ゴラッソ”をチェック!
「お互いに嫌がってましたね。自分も毎熊さんはアップダウンが激しいので嫌だった。本当にすごい。タフだと思います。僕も今日は気合が入っていた。楽しかったです」
日本屈指の右SB、毎熊との見応え十分のマッチアップに、ゴラッソという結果も付いてきた。22歳のサイドアタッカーが成長した暁には、「このAZ戦が三戸のターニングポイントになった」と振り返る日が来るのかもしれない。
取材・文●中田 徹
【動画】三戸舜介がスパルタ戦で決めた“鮮烈ゴラッソ”をチェック!