名将のマネジメントはここからが本番だ
ただ、鬼木監督は選手個々の役割を固定するつもりはない。FW陣がお互いの良さを活かし、周りのメンバーとの関わりも増やして、多彩なパターンでゴールを生み出せるように仕向けていくつもりなのだ。
「優磨もレオも個人でバンバン点を取るっていうより、チームの支えがあってゴールを奪える選手たちだと思うんです。2人とも1人でゴリゴリって行くというよりも、作りに上手に顔を出せるし、最後の仕事もできるので。
相手にとって何が怖いかと言えば、やっぱりボックスの中に入っていく得点能力だと思いますけど、チームとしてチャンスの数を多くする事も大事だし、そのためにはコンビネーションも必要。そこは少し時間はかかりそうですけど、本当に少しずつ積み上げていければなと思います」と指揮官は神妙に語っていた。
その高い領域に到達するには、数多くの練習や試合をこなしていくしかないだろう。今季の鹿島は丁寧なつなぎやビルドアップ、高い位置からのプレッシングといった部分をより重視しているため、選手たちのやるべきタスクは確実に増えている。
「優磨もレオも個人でバンバン点を取るっていうより、チームの支えがあってゴールを奪える選手たちだと思うんです。2人とも1人でゴリゴリって行くというよりも、作りに上手に顔を出せるし、最後の仕事もできるので。
相手にとって何が怖いかと言えば、やっぱりボックスの中に入っていく得点能力だと思いますけど、チームとしてチャンスの数を多くする事も大事だし、そのためにはコンビネーションも必要。そこは少し時間はかかりそうですけど、本当に少しずつ積み上げていければなと思います」と指揮官は神妙に語っていた。
その高い領域に到達するには、数多くの練習や試合をこなしていくしかないだろう。今季の鹿島は丁寧なつなぎやビルドアップ、高い位置からのプレッシングといった部分をより重視しているため、選手たちのやるべきタスクは確実に増えている。
そのうえで、鈴木とL・セアラを軸とした攻めの形も確立させる必要があるのだから、全員が「準備時間が足りない」と感じているのではないか。
しかしながら、2月15日の開幕・湘南ベルマーレ戦は待ってくれない。宮崎キャンプは25日まで。本拠地に戻ってからもそこまで余裕があるわけではない。鬼木監督はどうすれば最速で新チームの土台を築き上げられるかを日々、模索しているに違いない。
いずれにしても、鈴木とL・セアラの両エースが持てる力の全てを出し切れる“最適解”を見出せれば、常勝軍団復活に前進するのは間違いない。だからこそ、いち早く完成形を見せてほしい。名将・鬼木監督のマネジメントはここからが本番だ。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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しかしながら、2月15日の開幕・湘南ベルマーレ戦は待ってくれない。宮崎キャンプは25日まで。本拠地に戻ってからもそこまで余裕があるわけではない。鬼木監督はどうすれば最速で新チームの土台を築き上げられるかを日々、模索しているに違いない。
いずれにしても、鈴木とL・セアラの両エースが持てる力の全てを出し切れる“最適解”を見出せれば、常勝軍団復活に前進するのは間違いない。だからこそ、いち早く完成形を見せてほしい。名将・鬼木監督のマネジメントはここからが本番だ。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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