「今後、こんなクラブでプレーしたいと思う選手が出てくのか」ダニ・オルモの登録問題に揺れたバルサを番記者が痛烈批判!「会長はやりたい放題。他のクラブの不満を抑えるのは至難の業だ」【現地発】
カテゴリ:メガクラブ
2025年01月18日
誰もどこから手を付ければいいのか理解しているようには見えない
新スタジアムは今も改修中で、選手たちは、満員にならず、おまけにラポルタによって応援団席が閉鎖された仮の本拠地、モンジュイックで精一杯の奮闘を見せている。
しかし、そんな現政権が迷走する中でも、2021年の会長戦でラポルタの最大のライバルだったビクトル・フォントをはじめ、反対派の動きは鈍かった。パンデミックとバルトメウ前政権の過失がもたらした穴が公になって以来、バルサへの関心の低さはカタルーニャ社会の多くのセクターで一般的になっている。クラブの運営モデルやオーナーシップを巡る議論を進めようにも、誰もどこから手を付ければいいのか理解しているようには見えない。
しかし、そんな現政権が迷走する中でも、2021年の会長戦でラポルタの最大のライバルだったビクトル・フォントをはじめ、反対派の動きは鈍かった。パンデミックとバルトメウ前政権の過失がもたらした穴が公になって以来、バルサへの関心の低さはカタルーニャ社会の多くのセクターで一般的になっている。クラブの運営モデルやオーナーシップを巡る議論を進めようにも、誰もどこから手を付ければいいのか理解しているようには見えない。
ラポルタに今、求められているのは、感情論に訴えた希望的観測に頼るではなく、責任を明確化し、具体的な解決策を示すことだ。ここ数日、改修中の新スタジアムのVIP席が最大の嘲笑の的となっているのは決して偶然ではない。
ポピュリストの権化であるラポルタですらどんなパフォーマンスも通用しなくなっているのが今のバルサだ。オルモは暫定的に登録が認められたが、騒動はすでに起こってしまった。とりあえず真っ先に思い浮かぶのは、果たしてこんなクラブで今後プレーしたいと思う選手が出てくるだろうかという疑問である。
文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルセロナ番)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
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